ヨシムラ
久々の250㏄クラス並列4気筒エンジン搭載車ということで注目されているNinja ZX-25R。今秋国内導入の予定で、次々に新しい情報が舞い込んでくる。今回は、実際にまたがったり、取りまわしたりした印象を紹介しよう。
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完全新設計の並列4気筒250㏄エンジンを採用するNinja ZX-25Rが9月10日(木)から全国で発売開始! 価格は82万5,000円から
今秋に国内導入予定。徐々に明らかになる全貌
昨年の東京モーターショーで発表されたNinja ZX-25Rは、2020年2月にカワサキワールドにて開催されたカワサキモーターサイクルフェアでエンジンが一般公開されたのに続き、3月にはカワサキレーシングチームのジョナサン・レイがサーキットで試乗する動画がアップされ、エンジン特性の片鱗が配信されるなど、徐々に詳細が明らかになってきている。それでも、なかなか全貌が公開されない現在、もどかしさを感じている読者もいるのではないだろうか。ただ、東京モーターショーの発表当初、国内導入予定時期は今秋とリリースされている。となると、全貌の情報公開は間近! その時を待とう。
そしてまた新たな情報を入手した。これまではイベントで展示されているNinja ZX-25Rを眺めるだけだったが、今回、屋外で撮影したり、またがったりできたのだ。エンジンを始動することはできなかったが、Ninja ZX-25Rの新たな側面を感じ取れた。さらに2021年、Ninja ZX-25Rのワンメイクレース開催を計画していると、カワサキは発表した。
なお、完全に憶測だが、これまでのカワサキの傾向から考えると、Ninja ZX-25Rは数種類のバリエーションモデルが発売されると予想できる。カラーリングは現在公開中のモノをKRTエディションとして、ホワイトやブラックなどの単色系が追加されるのではないだろうか。性能面でもハイグレードとスタンダードバージョンが用意されると思われる。
Ninja ZX-25Rのエンジン
2月に開催されたカワサキモーターサイクルフェアで、Ninja ZX-25Rのエンジンは初めて一般公開された。並列4気筒でありながらコンパクトな設計が印象的だった。シリンダーヘッドピッチが極力詰められているのだろう、横幅が抑えられており、トランスミッションの構造からか前後長もかなり詰められていた。また、近年のカワサキ250㏄クラスではめずらしいラムエアシステムも採用する。