ヨシムラ
[高速道路編]エアロダイナミクスのすばらしさに感嘆
編集部を出発して日光に至るまでの区間、東北自動車道を走行した。渋滞に巻きこまれることもなく、じっくりと高速道路での走りを味わえたので、その感想もお伝えしよう。
高速道路で強く感じたことは、空力特性の優秀さ。ごく自然な乗車姿勢であっても、走行風による抵抗をほとんど感じなかった。「さすが、航空機開発なども手掛けるカワサキ」といった感じである。そしてそこからさらに上体を伏せれば、風圧とはほぼ無縁の世界が広がった。窮屈な姿勢になるので、長時間の巡航において伏せる続けることはできないだろうが、この空力性能の高さは少なからず、高速道路走行における快適性にも寄与してくれるはずだ。
エンジンは言わずもがな余裕があり、6速・2,000rpm前後で平穏な走りを提供してくれる。加速力も十分すぎる強さで、スロットルを少し開けるだけで前方車両を追い越すのに必要充分な加速を手に入れることができる。注意すべきは、自制心を失わないこと。キャラクター上仕方ないが、絶えずスピードを出したい衝動が沸き起こってしまう。
防風性
引き起こし
取りまわし
足着き
たそがれ度
燃費
15.9km/ℓ(編集部〜ガス欠地点) ガソリン満タン時走行距離:270.2km
バイクのキャラクターを考慮すると、燃費は決して悪い方ではないだろう。今回はインプレッションのため、ずっと低回転で大人しい走りをしていたわけではないので、燃費を意識して走れば、ここに挙げた数値はもっと大きくなるはずだ