MY FAVORITE GARAGE

カワサキ乗りのこだわりのガレージを紹介。

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ヨシムラ

団地の5階に住んでいた当時、バイクを整備するのに、重い工具箱を抱えて階段を上り下りしていたその苦労から、いつかはガレージ付きの家を買うと決めた宍塚さん。その夢を7年前に実現させる。

※文中の内容は雑誌掲載当時のものとなります

間口2.5m、奥行5.5mの細長ガレージに、現在はエストレヤを含め計5台のバイクが収納されている。バイクだけでなくキャラクターグッズが増え、手狭になったためロフトを新設する計画もあるそうだ
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17歳の時に購入したエストレヤと撮影。これまでの25年間はアメリカンスタイルのカスタムを繰り替えしながら乗り継いできている。ホワイトの耐熱塗料でペイントされたマフラーが印象的だ

幼少のころからモノへの執着心が強かった

ガレージのシャッターが開けられた瞬間、視界に飛び込んできたのは、バイクよりもガレージ内に展開された無数のフィギュアとポスター、そしてデカールで埋め尽くされた室内の光景だった。今回の登場人物、宍塚洋介さんは次のように語る。

「飽きたら手放してしまうし、その時々で新たに好きになったモノに変わっていきます。もちろんコレクション的にずっと好きなモノもあります。ただ、子供のころからヒーローよりも悪者が好きで、ウルトラマンより怪獣が好きでした」

フィギュアとバイクが共存するバイクライフの発信基地がそこに存在した。ちなみに宍塚さんの自宅兼ガレージは7年前、35歳の時に建てられた。「土地も埼玉県にしては信じられないほど安かった。注文住宅ですが、住宅メーカーのほうがバイクのガレージ付きというのは初めてということで、家の図面は自分でラフスケッチを作成し、その後で専門家に清書してもらいました。自分的には倉庫みたいなスタイルの家が好きなので、真四角な家をイメージしてレイアウトしました。そうすることで部屋も広く取れるし。とにかく広くしたかったのは、自分の性格からして、絶対にモノが多くなるのが予想できたことが一番の理由です」。

当初ガレージ内は、雑誌に紹介されているようなカッコいいレイアウトを想像し、ソファーやテーブルなどを購入してガレージの奥にスペースを作っていたが、バイクが置けなくなるため計画を変更してスペース確保を優先したそうだ。

現在はエストレヤを中心に、合計5台のバイクを所有している宍塚さん。エストレヤは17歳の時にアルバイトして新車購入した自身初めてのバイクだそうで、現在もアメリカンカスタムスタイルにカスタムしながら大切に乗り続けているそうだ。バイクの整備を行なう時は、整備する1台を残してガレージの外に出して行なっている。

土門六平

フリーランスライター&エディター




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