ヨシムラ
現在、続々と採用されているLEDヘッドライト。カワサキではLEDヘッドライトの採用率がハロゲンランプをはるかに超える。ここではヴェルシス1000 SEのLEDヘッドライトをインプレッションした。
性能・デザインともに多大なメリットを生む
カワサキは2014年式Z1000にて、市販車のヘッドライトにLEDヘッドライトを初採用した。2014年式Z1000ではリフレクターレスタイプのLEDヘッドライトが採用されていたが、現在のカワサキ車では、リフレクタータイプを含み、多くのモデルにLEDヘッドライトが採用されている。
アフターパーツではHIDもラインナップされているが、ノーマル車に関していえば、ハロゲンとLEDにほぼ限定される。LEDはハロゲンより圧倒的に明るく、長寿命で消費電力が低く、ヘッドライトまわりのデザインの自由度が高いなど、多大なメリットがある。
今回試したヴェルシス1000SE(2020)のLEDヘッドライトも非常に明るく、照射範囲もかなり広い。ローでも前方から手前まで広範囲で照らし、左右に関してはヘッドライトの真横方向も照らすほどだ。ヴェルシス1000SEにはコーナリングライトが装備されていて、点灯させればなおOKだが、点灯させなくても、夜間のワインディングを走る時でさえ、周囲をよく確認できる。
カワサキ初、LEDヘッドライト
カワサキ量産車初となる2014年式Z1000のLEDヘッドライト。採用した目的はデザインで、ヘッドライトまわりをコンパクトにするためだ。このLEDヘッドライトを製作したランプメーカーも、バイク用LEDヘッドライトの開発は2014年式Z1000が初の試みだった。