ヨシムラ
クルマの世界では数多く採用されているクルーズコントロールだが、バイクにはまだ一部のモデルにしか搭載されていない。はたしてクルーズコントロールシステムとバイクの相性はよいのだろうか。Ninja H2 SX SE+で検証してみた。
使わなければ分からない超お役立ちシステム
スロットルを操作しなくても一定のスピードで走り続けられる、クルーズコントロールを装備しているバイクはあまり多くない。しかし、この効果は絶大で、実際に使ってみた感想は「これはメチャクチャ便利で有効だ!」というもの。長時間走っていても右手がまったく疲れないというのは大きい。当たり前のように操作しているので気付きにくいが、スロットル開度を一定にたもち続けるというのは意外と右手に負担をかけている。それを実感したのはクルーズコントロールを体験したから。不思議なことに腕がラクになると同時に気持ちにもゆとりが生まれる。ロングツーリングでは肉体的のみならず精神的な疲労まで大幅に軽減してくれるシステムだ。
試乗モデル/2020年モデル Ninja H2 SX SE+
横田 和彦
1968年6月生まれ。16歳で原付免許を取得。その後中型、限定解除へと進み50ccからリッターバイクまで数多く乗り継ぐ。現在もプライベートで街乗りやツーリングのほか、サーキット走行、草レース参戦を楽しんでいる。