多くのライダーの話題になっているNinja ZX-25Rだが、注目しているのはライダーだけではない。多くのアフターパーツメーカーも注目しているマシンである。このNinja ZX-25Rをもっと楽しく、もっとカッコよく、もっと快適にするためのパーツを開発しリリースしているのだ! すでにオーナーになっている者だけでなく、購入を検討している者も刮目せよ!!
YSSの上質な足で、Ninja ZX-25Rの走りをもっと楽しくする!
ワインディングやサーキットでスポーツランを楽しみたいと、Ninja ZX-25Rを手に入れたライダーは多いだろう。そのステージでもっと楽しく走れるようにするためのアップグレードメニューはいくつかあるが、その一つに“サスペンション”が挙げられる。
好みに合わせてサスペンションの特性をアジャストできれば、より走りが楽しくなるが、純正はコスト面からリヤのプリロード調整しかできない。そこで調整機能が豊富な社外品という流れになる。そこでオススメしたいのがYSSだ。
その理由はいくつかある。まず、多くのサスペンションメーカーはリヤショックの設定はしているが、フロントはレートの異なるスプリングのみの場合が多いが、YSSはフロントにインナーカートリッジキットを設定している。プリロード調整に加えて、減衰力の圧側・伸び側を30段階で調整可能。前後合わせてフルアジャスタブルで調整できるのは強みだ。
一方のリヤショックは、プリロードと伸び側減衰力の調整のみ可能なリーズナブルなMAシリーズに加え、レース向けに追加されたMRシリーズもラインナップ。こちらは安定して高い性能を発揮させるため、一体成型の削り出しボディやサーモニードルなどが組み込まれたハイエンドモデルだ。プリロードと伸び側だけでなく、圧側減衰力は高速と低速の2系統で調整でき、加えて車高調整も行なえる(+10㎜幅の間)。ライダーの体格や走るステージに合わせて、前後サスペンションの特性を細かくアジャストできることは、スポーツ派ライダーに魅力的な要素である。
加えて分解整備が可能なことにも触れておきたい。サスペンションはオイルが封入され、それが減衰力を発生させる要素になるが、使っていれば劣化していく。オイルの劣化が進めば適正な減衰力が発生できず性能低下につながるわけだ。純正フロントフォークは分解してオイル交換をすることができるが、純正リヤショックは非分解。一方、YSSはリヤも分解可能構造でオーバーホイールはもちろん、リセッティングも可能で、定期的に整備して使い続けることができるのだ。なおYSSのフォークインナーカートリッジキットとリヤショックユニットは、純正とほぼ同じメンテナンスサイクルで使うことができる(レースユースはのぞく)。長く高性能を持続できるという面からも、スポーツランを楽しみたいオーナーにオススメしたいわけだ。
※価格はすべて税込み
吉田 朋
アンダー400(クレタパブリッシング)編集長。本誌編集を手がけるようになりカワサキ・ニンジャ250SLを購入。そのローンも終わり、次の獲物としてヤマハ・セロー250を3年ローンで購入した。ほかゼファー750も所有
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