メーカー問わず接続の安定が望める、インカムシェアナンバー1ブランドの次世代スタンダード機
今やツーリングからビジネスまでライダーにはなくてはならないアイテムになっている感すらあるブルートゥースインカム。より使い勝手がいいモノを求めてユーザーの買い替え需要も高く、それを見越しているかのように各メーカーが高級機から廉価版までニューモデルを矢継ぎ早にラインナップに加えているマーケットでもある。
そんな中、市場占有率が高いサインハウスのB+COMシリーズに、ブランニューモデルが登場した。フラッグシップモデルB+COM SB6Xとほぼ同等のパフォーマンスながら価格を8,000円弱も安く設定したB+COM ONE(ビーコムワン)である。ここでは、その特徴を掘り下げよう。
まず、意外と知られていないが、ブルートゥースインカムユーザーにとってもっとも重宝がられるのは、他社製品と接続する際もインカムとして接続する機能だろう。多くのメーカーは他社製品と接続する際に、インカムとしてではなく、スマートフォンなどの外部機器として接続するため、接続できる距離が短かったり通信が安定していなかったりする。その点、B+COM ONEは外部機器も同時に使えるし、接続されている距離もB+COM同士を接続するときと変わらないし、安定しているのだ。
またB+COM SB6Xに対応したサービスとして昨年始まった“目でつながり状況の確認やすべての設定ができるiPhone&アンドロイド用アプリB+COM U”にも対応する予定とのことなので、かなり使い勝手のいいインカムとなるのは間違いないだろう。実績のあるブランドがこれまでつちかってきた技術をフィードバックし、満を持して発売したブランニューモデルだけに、近々ブルートゥースインカムの購入を考えているのなら、チェックすべき1台なのは間違いない。
B+COM ONE仕様
Bluetooth Ver. | Bluetooth5.0 |
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チップ | シングルチップ |
出力レンジ | Class1 |
バッテリー | Li-Po 3.7V 650mA |
連続使用時間 | インカム通話 最大約12時間、携帯通話・音楽再生 最大約14時間(それぞれ単体での稼動の場合) |
充電時間 | 約2時間(USB Type-C) |
本体サイズ | 94.8(W)×42.1(H)×23.2(D)㎜ |
本体重量 | 約43g |
防水性能 | IP67相当 |
オーディオシステム | B+COM SOUND SYSTEM |
スピーカー | 40φ×D11㎜、16Ω、USB Type-Cプラグ |
最大通話可能人数 | 6人 |
価格 | 2万9,700円(税10%込み) |