加熱するZ900RSのカスタムシーン。パーツメーカー各社はその技術、個性を投入したパーツを次々とリリース。そんななか、ノジマエンジニアリングは、ハイエンドマフラー“DLC-TITAN”をリリースした。
技術の粋を結集したハイエンドエキゾースト
マフラーを中心に、各種バイク用パーツを展開するノジマエンジニアリングは、Z900RS用に同社の最高技術を投入したハイエンドモデルの“DLC-TITAN”を開発。Z900RS用マフラーとして、同社はすでにノーマルを上回る性能を持たせつつ、スタイルや雰囲気を重視したステンレス機械曲げのノジマメガホンをリリースしている。新たに登場したDLC-TITANは、そのルックスや雰囲気以上に、性能、そして品質をひたすら追求した製品となっている。素材にはチタンを採用し、手曲げと機械曲げ(ヒートスペック)の2種類から選択することが可能となっている。
同社独自のDLC(DIAMOND LIKE CARBON)コーティングによって深みのある光沢を見せるブラックのサイレンサーは、容量を確保しつつ、リヤまわりのボリュームをより持たせるためにオーバル形状を採用する。その音量は低めに抑えられており、ジェントルという表現がもっともふさわしい。とくにアイドリング時の静かさは特筆に値し、早朝の暖機運転などでも、隣近所を気にすることは少ないだろう。また、焼き色美しいヒートチタンサイレンサーも用意しており、2種類のエキゾーストパイプとの組み合わせによって、全部で4種類の仕様を選ぶことができるのだ。
美しいカーブを描くエキゾーストパイプは、チタン特有の焼き色とあいまって、有機的な表情さえも感じさせる。継ぎ目のないスウェージングコニカルパイプ(手曲げ)を使用し、集合部には同社独自のSC(スパイラルコレクター)を採用する。中低速域でのトルクフルな走りと、高回転域でのさらなる伸びを両立し、Z900RSにエキサイティングな特性がもたらされる。もちろんフルチタンということで圧倒的な軽量化も実現している。ワインディングはもちろん、街乗りなどでも軽やかな走りを堪能できる。
美しさと高品質、そして同社の技術の粋を全投入したDLC-TITANは“熱さ”を失わないオトナに最適のマフラーといえる。
夏目健司
東海地区で雑誌の取材業務に携わる。社会ネタから街ネタ、スポーツ取材と、どんな現場にも駆けつけます。
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