ヨシムラ
カワサキ車で公道1,000㎞を走り、道中のエピソードを交えつつ、走りの能書きを垂れてしまおうという企画が、カワサキバイクマガジン連載企画『ザ・1,000㎞』だ。カワサキイチバンでは、『ザ・1,000㎞』の動画版をお届けしよう。今回は、80年代に発売されていたエリミネーターのモデル名を採用した現行モデル、エリミネーター SEに乗ってきた。
並列2気筒エンジンの性能を抜群の安心感で引き出す
一見、クルーザーのようなスタイルを持つエリミネーターSEだが、乗ればスポーティでとくにエンジン性能のパンチ力が魅力的だ。そのエリミネーターSEで公道1,000㎞を走ってきた。
走行したエリアは千葉県・房総半島の山間部だ。このエリアは道幅1.5車線くらいのタイトなカーブが続くワインディングが多く、軽快に走ろうとすると少しばかり不完全燃焼になることもある。ただ、そんなワインディングでは並列2気筒エンジン特有の低中回転の豊かなトルクが活きてくる。もちろん、条件のいいワインディングでは、高回転域のパンチ力ある特性を存分に引き出して快適に走行できる。また、千葉県といえば渋滞も激しい。このように、一般道路ではさまざまな走行シチュエーションに遭遇する。エリミネーターSEは、これらの走行シチュエーションで、いかなる性能を見せるのか。
このエリミネーターSEに乗り、高速道路、市街地、ワインディングを経由して1,000㎞走って体感できた性能を動画でお伝えしよう。ポイントは誰にでも引き出せる並列2気筒エンジンの性能だ。
なお、このインプレッションの誌面版はカワサキバイクマガジン2月1日発売号・vol.166に掲載!
今回のインプレッションマシン
ELIMINATOR SE
80年代のエリミネーターの車名が採用されたモデルで、24年式で初登場した。ロー&ロングのスタイルが特徴で、クルーザーのスタイルにも思えるが、スポーティさを取り入れている。スタンダートタイプと装備が充実したSEがある。