ヨシムラ
カワサキ車は中古車市場でも存在感大
バイク王&カンパニーが運営するバイク未来総研は、2024年6月~8月の期間を対象としたリセール・プライスランキングの上位10位を発表。
そのランキングでカワサキのELIMINATORが3位、ELIMINATOR SEが4位にランクイン。復活を遂げた400ccクルーザーは、かつてのスポーツ性能と安定したライディングポジションを継承し、多くのユーザーから支持を得た結果だ。
3月に追加された「ELIMINATOR SE」モデルは、専用カラーや高品質な装備を備え、より個性を引き立てる仕様に。これにより、中古市場での流通量が安定し、リセール価値を向上させた。
ELIMINATORの魅力は、軽快な走りと扱いやすい設計にある。スポーツモデルをベースとしたパワフルなエンジンに加え、足つきの良さが幅広い層に安心感を与えている。特に、国内免許で乗れる最大排気量の特性が長距離ツーリング志向のライダーにも好評だ。
また現行400㏄クラスで唯一となる並列4気筒エンジンを搭載したスポーツモデルのZX-4RRが6位に、さらに充実した装備のZX-4R SEも8位にランクインしている。
「ELIMINATOR」シリーズと「ZX-4RR/ZX-4R SE」のランクインは、カワサキの技術力と市場ニーズの融合を象徴する結果だ。復活したクルーザーの安定感や、唯一無二の並列4気筒スポーツモデルが評価され、多くのユーザーの心を掴んだ。これからも独自の魅力を備えたカワサキ車が、中古車市場での存在感を高め続けるだろう。次回のランキングでも新たな旋風を期待したい。
※ランキングは未来総研調べ
対象車両: 2024年11月現在、新車で購入可能な国内主要4メーカーのバイク(逆輸入車を除く)
評価方法:業者間オークションの平均落札価格と新車販売価格を基にポイント化
算定基準:最安値の新車価格、最新モデル、規定台数以上の流通車両を対象とする
データ元:年間10万台以上を扱うバイク王のデータを基にバイク未来総研が集計
Z900RSはリセールプライスランキングの超常連
第50回目のリセールプライスランキングだが、これまでに最多22回もトップ10にランクインしている車種はカワサキ Z900RSだ。
今回はZ900RSのカスタムなどを手がけるドレミコレクション、PMC、モトコルセのカスタム車両が3台登場した。根強い人気はカスタムメーカー3社も実感しているようで、カスタムの依頼も多いのだとか。