ヨシムラ
日本モーターサイクルスポーツ協会(以下、MFJ)は今年、女性スポーツ部会を発足した。この女性スポーツ部会の部会員に、カワサキモータースジャパンの代表取締役社長・桐野英子氏が選任されたのである。東京モーターサイクルショーでは、女性スポーツ部会の発足にあたり、桐野氏とMFJ会長・鈴木哲夫氏によるトークショーも実施された。
MFJの女性スポーツ部会は、スポーツ庁が示す女性スポーツ促進方策などと連携しながら、女性がモーターサイクルスポーツの場で活動しやすいような環境を作ることを目的としている。活動しやすい場とはライダーだけでなく、メカニック、競技委員、指導者などモーターサイクルスポーツに関わるさまざまな活動環境を指し、女性の参加機会の拡充を目指す。MFJでは、現在モーターサイクルスポーツで活動している女性から意見を吸い上げ、環境改善に取り組んでいく計画だ。
ニンジャチームグリーンカップに今年、レディースクラスが新設されたのも、女性スポーツ部会が発足されたことによる取り組みだ。ニンジャチームグリーンカップはカワサキモータースジャパンが企画しているMFJ承認のNinja ZX-25Rワンメイクレースで、桐野氏が会員に選任されたことを受け、レディースクラスを新設したというわけだ。
MFJでは今後、女性にとって安心・安全・気軽にモーターサイクルスポーツを“する”“観る”“支える”環境を促進していく。