2023 EWC 第1戦ル・マン24時間耐久ロードレース レポート

新チーム『カワサキ ウェビック トリックスター』は決勝9位を獲得

2023 EWC 第1戦ル・マン24時間耐久ロードレースが4月13日から16日にかけて、フランスで開催された。カワサキ勢の注目チームは、2018-2019シーズンにシリーズチャンピオンを獲得したチームSRCカワサキフランスの後継チーム、カワサキ ウェビック トリックスター（以下KWT）だ。

KWTは、トリックスターレーシング代表の鶴田竜二氏が監督を務めるチームで、ライダーに渡辺一樹選手や岩戸亮介選手を起用するなど、日本になじみ深いチームなのだ。チームSRCカワサキフランスを受け継ぎ2023年に立ち上げられ、今年EWC世界耐久にフル参戦する。ル・マン24時間は、その第1戦なのだ。
カワサキ系チームは11チームがル・マン24時の決勝に出場し、スターティンググリッド最上位はタチ チーム ベリンガー レーシングで9位。KWTは10番グリッドからスタートした。スタートして間もなく2位を走行し、1スティントを3位で終了するなど、KWTは序盤、好調な走りを見せていた。ただ、その後は、2時間後7位、8時間後7位、20時間後は11位といったように、10位前後をキープしつつ走行。最終結果を9位で終えた。

カワサキ勢最上位はタチ チーム ベリンガー レーシングで、6位を獲得している。また、鈴鹿8耐にも参戦しているチーム ボリガー スイッツァーランドが11位に入る。カワサキ勢としては、もう少し上位に食い込みたいところだが、新チームでありながら10位以内に入ったKWTとしては、今後に期待できる結果ともいえるだろう。第2戦は6月16日～18日にドイツで開催されるスパ24時間。さらなる躍進を期待したい。