二輪事業の好調を受け、川崎重工が事業利益を上方修正

川崎重工業は2月10日（金）、2023年3月期の連結業績予想（2022年4月1日～2023年3月31日）を上方修正して発表した。二輪事業を軸とするパワースポーツ＆エンジン事業（モーターサイクル＆エンジン事業）の好調を踏まえての上方修正で、営業利益に当たる事業利益を従来予想から100億円増の860億円に修正した。2022年3月期の事業利益が303億円なので、実に前年比2.8倍の数字となる。

パワースポーツ＆エンジン事業に関しては、2023年3月期の事業利益の予想を680億円としており、川崎重工業の中で、パワースポーツ＆エンジン事業の利益の占める割合がいかに大きいかがわかるだろう。なお、パワースポーツ＆エンジン事業の2022年3月期の事業利益が375億円なので、この680億円は前年比1.8倍の数字となる。この業績予想は近年のカワサキ車の勢いが見受けられる一面である。