ヨシムラ
2022年スーパーバイク世界選手権のカレンダーに最近追加されたインドネシアのプルタミナ・マンダリカ国際ストリートサーキットでは、11月11日〜13日にスーパーパイク世界選手権第11戦インドネシア大会が開催される。サーキット名からマンダリカ大会とも呼ばれる一戦だ。
昨シーズンのマンダリカは豪雨のため土曜日のレース1がキャンセルになり、3レースの予定が2レースとなった。そしてカワサキレーシングチーム(KRT)のジョナサン・レイ選手が両レースで優勝を飾っている。レイ選手は2022年に開催された30レースのうち24レースで表彰台を獲得している。
アレックス・ロウズ選手は2021年にマンダリカに参戦したが、土曜日の朝の練習走行で転倒し、すでに痛めていた肩をさらに痛め、マンダリカでの最初の2戦には参加できなかった。2022年シーズンの夏休み以降、成績が向上しているロウズ選手は、インドネシアで好成績を収めたいと強く願っているのは当然だろう。
現在、シーズンランキングではレイ選手が3位、ロウズ選手が5位に浮上している。
プルタミナ・マンダリカ国際ストリートサーキットは、昨年初めてスーパーバイク世界選手権を開催したサーキットで、シーズン最終戦の舞台としてすぐに人気を博した。バリ島の東側に位置するロンボク島にある全長4.310kmとの長いサーキットで、17のコーナーがあってブレーキングが難しいセクションもあるが、ライダーからは「流れがいい」という感想も聞かれる。また、広大なメインストレートやバックストレートがないことも、最近のサーキットデザインではめずらしいのが特徴だ。
第11戦を目前に控えたKRTライダーからのコメントは以下のとおりだ。
ジョナサン・レイ選手
「マンダリカに行くのが本当に楽しみです。サーキットのレイアウトから雰囲気まで、すべてにおいて楽しめます。とくに昨年も難しいコンディションのなか、ファンのみなさんは本当に素晴らしかった。それに昨年はダブルウインを達成しました。今年はいい週末にしたいし、Ninja ZX-10RRと一緒に仕事を続けて、ポテンシャルを最大限に発揮できるようにしたいですね」
アレックス・ロウズ選手
「昨年はこの新しいサーキットの初開催年でしたね。怪我をしていたのでレースには出られませんでしたが、金曜日の練習走行ではとても楽しめました。レイアウトも素晴らしいし、新しい会場に行くのはいつでもいいものです。去年はアイランド全体がとても楽しかったですし。今回は表彰台をねらえるようにしたいですね。天候が不安定なので、もしかしたら雨が降るかもしれませんが、どんな天候でも楽しみにしています」