ヨシムラ
EICMA2022にて、カワサキと協業関係にあるビモータは同社初となるオフロードモデルBX450を限定生産すると発表した。以下、ビモータが公開したプレスリリースからその特徴を見ていこう。
新型モデルBX450″The Extreme Enduro”は、「チャンピオンを育てたバイク」であるKX450のクラシックなデザインと、ビモータのクラフトマンシップが融合したユニークなモデルとなるのが特徴だ。
実際にKX450xをベースとして開発されたため、外観は過去のオフロード選手権で活躍したKX450のベースモデルに酷似している。
しかしKX450xベースではあるが、中身までKX450xのままではない。異なるマップやトラクションコントロールの設定など電子制御エンジンマネージメントを強化したパワフルなエンジンを搭載しているという。
ビモータは、カワサキのオフロードモデルで培った経験をもとに、KX450から何を学ぶべきかを考え、エンデューロモデルを完成させたと述べている。その結果、高性能コンポーネントを採用し、トータルパッケージを追求したモデルと位置付けられている。4ストロークのオフロード性能を重視するプロフェッショナルなエンデューロライダーは、性能と全距離でのコントロール性を高く評価することになるだろうとのこと。
車体まわりはKX450xとほぼ共通の数値。KX450xが全長×全幅×全高が2,185mm×820mm×1,265mmに対し、BX450は2,185mm×820㎜×未発表、ホイールベースも1,485㎜と同じだ。
明確に異なるのは燃料タンク容量で、KX450xが6.2ℓなのに対し、BX450は10.7ℓを確保して航続距離延伸に貢献させている。
パワー面に関しては競技モデルは公開されないのが原則となるのでKX450x、BX450ともに未発表だが、ビモータのいうところによればKX450xよりもアドバンテージを持つのかもしれない。
そのほかのスペックに関してはビモータ社本国サイトで公開されているので、気になる人はチェックいただきたい。