ヨシムラ
現在、国際オートバイ・スクーター専門見本市「インターモト」が10月4日から9日までドイツ・ケルンで開催されている。そのインターモトでカワサキはEV量産車のプロトタイプモデルを公開。その魅力をアピールしている。
鈴鹿8時間耐久ロードレースのイベントで初公開されたこのEVプロトタイプモデルは、ヨーロッパカワサキ(カワサキモータースヨーロッパ)の鶴野雅也社長による講演で紹介された。
鶴野氏は、2022年までに全世界で3台以上の電気自動車を発表するというカワサキモータースの伊藤社長の約束を振り返り、プレスカンファレンス期間中に展示したEVプロトタイプモデルが将来の生産車のベースとなることを強調した。
また鶴野氏は、内燃機関へのこだわりを強調する一方、カーボンニュートラルな選択肢として水素の研究が進んでいることに加え、電子燃料やバイオ燃料も検討されていると述べている。
川崎重工は、内燃機関の技術革新に加え、新しい技術による輸送の進化に大きな役割を果たすことができると確信しているとアピール。また、本講演でもバイクの世界にとどまらず、自動車やその他の未来技術とのパートナーシップを積極的に進めていると説明している。
鶴野氏は最後に、カワサキブランドをさらに強化し、ユーザーのニーズに応える商品・サービスを提供するとともに、カーボンニュートラルに向けた研究を進め、あらゆる機会を捉えていくことを明らかにしている。
またインターモト2022ではEV量産車のプロトタイプ以外にも最新モデルの展示なども行ない、ヨーロッパのユーザーの関心を集めている。