ヨシムラ
カワサキのヨーロッパ現地法人ヨーロッパカワサキは2022年9月29日、ヨーロッパ市場向けモデルとしてZ H2とZ H2 SEの2023年モデルを発表した。
Z H2とそのパートナーであるZ H2 SEは、カワサキ独自のバランス型スーパーチャージドエンジンを搭載し、147.1kW(200ps)の出力でネイキッドバイクの最先端を行くテクノロジーとライダーエイドを備えたハイスペックを誇るスーパーネイキッドだ。
Z H2は電子クルーズコントロール、トラクションコントロール、パワーモード選択、ローンチコントロールに加え、2方向クイックシフター、アシスト&スリッパークラッチなどのエレクトロニクスパッケージが装備されている。
Z H2とZ H2 SEとの主な違いは足まわりだ。ブレーキに関しては、Z H2にはブレンボ製M4.32ラジアル4ポットキャリパーが採用されるが、Z H2 SEには最新のStylemaラジアル4ポットキャリパーが採用され、さらに最新のスカイフック技術を採用したショーワ製電子制御ダンパーが、サスペンションが路面の凹凸を吸収しながらマシンの姿勢を安定させるように設計されている。
Ninja H2ゆずりのトレリスフレーム、SUGOMIデザインならではのLEDライト、ファットなハンドルバー、スマートフォン接続可能なカラーTFTメーターディスプレイ、カワサキRideologyアプリ(バージョン2)など、ライダーの視界を大きく左右する装備も満載だ。
さらに、大型スモークメーターカバー、ジェルタンクパッド、カラーリングされたシートカバー、チタン製アクラポビッチエキゾーストサイレンサーを装備したパフォーマンスエディションも追加されている。
そんなZ H2/Z H2 SEの2023年モデルはカラー&グラフィックが変更された。ヨーロッパ市場でのZ H2は2022年モデルだと2色展開だったが、2023年モデルはメタリックマットグラフェンスチールグレー×エボニーのみとなり、Z H2 SEもメタリックマットグラフェンスチールグレー×エボニー×ミラーコーティングブラックのみとなる。いずれも2022年モデルのようなグリーンが目立つ配色ではなく2020年モデルのZ H2に近い配色となり、フレームも両車ともグリーンのみとなっている。
2023 Z H2
2023 Z H2 SE
なお、本情報はヨーロッパカワサキがヨーロッパ市場向けに公開した情報であり、本モデルが国内販売されるかは不明だ。