第10回 二輪デザイン公開講座 開催！

現役二輪デザイナーが学生に、デザインについて指導

デザイン系大学に通う1、２年生を対象として、非常に貴重な講座が開催された。二輪デザイン公開講座と称したこの講座では、なんと、現役の二輪デザイナーが、デザインについて直接指導してくれるというのだ。講師を務めるのはホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキのバイクをデザインしているデザイナーで、2日間にわたって開催された。会場は、名古屋芸術大学で、東京から岡山までのデザイン系大学から32名の学生が集まった。

講座のほとんどが実技で、フィジカルスケッチ、デジタルスケッチ、クレイモデル、カラーリングの４項目が用意された。32名が1グループ8名の4グループに分かれて、これらの実技を受講し、それぞれの項目で４人ほど講師がいるので、マンツーマンに近い実技となっていた。

受講生のうち、二輪免許を所有していたのは2名ほどで、ほとんどはバイクに馴染みのうすい学生だった。ただ、講座を終えて受講生たちに感想を聞いてみると、機能がむき出しになった乗り物をデザインすることに対して魅力を感じたり、「バイクだから躍動感を考えてスケッチしました」とコメントしていたりして、バイクに関して何かしらの発見をしていたようだ。

二輪デザイン公開講座は、今回で10回目の開催であり、過去に受講して現在、二輪メーカーのデザインに携わっているOBもいる。今回の受講生からも、二輪デザイナーが生まれることを願う。ここでは、二輪デザイン公開講座の様子を動画で紹介しよう。