ヨシムラ
東京モーターショーの一般公開に先駆け、報道関係者に会場の模様が公開された。カワサキは4つのブランドを大きく打ち出したブース展開をしていた。その4つのキーワードとは“Ninja”“Z”“Versys”“W”で、それぞれのブランドのニューモデルを展示。Z1やGPZ900R、そしてW1といった名車の伝統を継承しながらも新たなる挑戦をアピールする内容だった。
展示されていた車両は、昨年までのZZR1400から2012年モデルとしてモデルチェンジされたNinja ZX-14R、同じく2012年モデルとしてエンジンから車体まで大きくモデルチェンジされたヴェルシス1000、そしてZ1000、W800をメインとして、ニンジャ650、ニンジャ1000を市販車として展示。これらに加え、WSBに参戦していたZX-10Rのレース車両と、1978年から1981年の間に4年連続で年間タイトルを獲得したGPレーサー、KR250を展示していた。
なかでも近頃発表されたばかりのZX-14Rとヴェルシス1000が国内で一般公開されるのは東京モーターショーが初めてとなる。ZX-14Rに関しては、外装を全て取り外したフレームとエンジンがむき出しのストリップモデルを展示している。また、各車両はステージ上に展示されているものの、はるか遠くに展示されるわけではなく、手を伸ばせば届くくらいの位置に展示されていて、下から横からと覗き込むように見ることも可能。いち早く最新の車両とメカニズムを間近で見ることができるまたとないチャンスだ。ぜひ会場に訪れて、カワサキの新しいモデルたちを自分の眼で見てもらいたい。