ヨシムラ
カワサキは6月3日、国土交通省に対してリコールの届け出を行なった。
対象となるのはKLX230とKLX230Sで、不具合が発生したのは制動装置(ブレーキディスク)。
不具合は前輪の制動装置において、組立時の部品管理が不十分なため、寸法の異なるブレーキディスクが組付けられているおそれがある。その場合、協定規則第78号の技術的な要件(制動装置試験の基準)に適合せず、安全に減速できないおそれがあるとしている。
対策としては全車両、前輪のブレーキディスクを点検し、異品である場合はブレーキディスクを正規品に交換するとともに、ブレーキパッドも交換する。
不具合は市場からの情報で発見され、不具合の報告件数は1件。不具合による事故は報告されていない。
対象となる車両の通称名、型式、車台番号、製作期間、台数は以下のとおりだ。なお、リコール対象車の車台番号の範囲には対象とならない車両も含まれる場合があるので、オーナーは早急に最寄りのカワサキ正規取扱店に相談いただきたい。
対象車両情報
車 名 | カワサキ |
---|---|
型 式 | 2BK-LX230A |
通 称 名 | 「KLX230」「KLX230S」 |
リコール対象車の車台番号の範囲 | LX230A-P00009~LX230A-P01576 |
リコール対象車の製作期間 | 令和元年8月29日~令和4年2月14日 |
リコール対象車の台数 | 1,480台 |
なお、本件は令和4年4月22日付け届出番号「5146」として届出したものとなるが、精査した結果、対象範囲を拡大して届出するものとなる。