ヨシムラ
カワサキレーシングチーム(KRT)のジョナサン・レイ選手とアレックス・ロウズ選手は、4月22日から24日にかけてオランダのTTサーキット・アッセンで開催されるFIMスーパーバイク世界選手権第2戦を楽しみにしているようだ。
モーターランド・アラゴンでの開幕戦でレイ選手はレース1で優勝、レース2で2位、3戦して3回の表彰台を獲得しており、これまで統計的にベストな結果を残してきたTTサーキット・アッセンに臨むうえでの自信を深めている。
レイ選手はアッセンでクラス最多の15勝を挙げており、そのうち10勝がカワサキマシンによるものだ。この15勝はスーパーバイク世界選手権で史上最多の優勝回数であり、6度のチャンピオンに輝いたレイ選手が持つ数々の記録のうちのひとつとなっている。
ロウズ選手は開幕戦のアラゴンで6位と5位を獲得したが、レース1はノーポイントに終わっており、ここでランキングを上げたいところ。ロウズ選手は過去にアッセンで1度表彰台を獲得しており、2014年にはスーパーバイク世界選手権で初めてトップ3入りをはたしている。また、2018年にはアッセンでスーパーポール予選のスタートポジションを獲得してもいる。
またロウズ選手は先日の開幕戦ではレース2でファステストラップを記録。次戦でのチャンピオン争いへの復帰を目指し、順調にペースアップしていることが証明されている。
総合ポイントランキングでは、レイ選手が54ポイントで総合2位、ロウズ選手は15ポイントで総合8位となっている。アッセンの後は、5月20~22日にポルトガルのエストリルで開催される第3戦まで、しばらく小休止となる。
第2戦を前にしたKRTからのコメントは以下のとおり。
ジョナサン・レイ選手
「今回もベストを尽くします。もちろん、強くなることを期待していますが、どれくらい強くなれるかはわかりません。今のレベルは本当によい。初日からマシンがうまくいって、一歩一歩、パッケージを作り上げていけるといい。気温はモーターランド・アラゴンよりも少し低いと思うので、すべてのタイヤ・オプションのライフを把握し、どうなるかを見ていかなければなりません。でも、アッセンは大好きなサーキットです。多くのファンがイギリスから駆けつけてくれるから楽しみですね」
アレックス・ロウズ選手
「アッセンは本当に好きなサーキットで、オランダのファンはすばらしい。今週末も多くのファンが来てくれることを期待しています。第1戦の日曜日は好調だったので、この調子でがんばりたいですね。僕と仲間たちが2022年シーズン初の表彰台に挑戦できるかどうか、わくわくしています」