ヨシムラ
カワサキは3月25日(金)13時から一般公開が始まった第49回東京モーターサイクルショーに出展。前後レーダーの採用など電子装備類を充実させた2022年モデルのNinja H2 SX/SEと、Z1生誕50周年を記念したZ900RS 50th、Z650RS 50th、Z900 50thを中心に展示車両を用意している。
Ninja H2 SX SE
前後レーダーを搭載するほか、停止時にライダーのブレーキ入力なしでもブレーキ効力を維持するVHA(ビークルホールドアシスト)や、急ブレーキ時にはブレーキランプを点滅させることで後続車に急減速を知らせるESS(エマージェンシーストップシグナル)、ライダーが設定した速度を維持しつつ前走車と適切な車間距離をたもつACC(アダプティブクルーズコントロール)、先行車と衝突する可能性がある場合にライダーへ警告するFCW(フォワードコリジョンワーニング)、ライダーの死角に接近する車両の存在を検知して警告するBSD(ブラインドスポットディティクション)といった新要素が追加された2022年モデルのNinja H2 SX。さらにメーターは6.5インチのフルカラーTFT液晶スクリーンになり、キーレス化も実現した。上位モデルとなるNinja H2 SX SEも同様の改良が加わったほかKECS(カワサキエレクトロニックコントロールサスペンション)を搭載することで、路面やライディング状況に合わせて瞬時に減衰力を最適化させた。
Z50th Anniversary
Z1生誕50周年の記念モデルとして、初代Z1で使用されたファイヤーボールカラーを特別工程で仕上げたZ900RS 50th、同様のカラーリングを採用するZ650RS 50th、Z750GPやZ1000GPなど1980年代の名車に採用されたレッドに彩られたZ900 50thの3車種が設定。3モデルとも発売が決定しているが、とくにZ900RS 50thは情報公開直後から瞬く間に注文が殺到したというほど人気が過熱しているモデルだ。いずれもブースの一角で確かな存在感を放っていた。
そして実車にまたがったり触れてサイズ感などを確認できる体感コーナーではNinja ZX-10R KRT EDITION、Z900RS、MEGURO K3、Z650RS、Ninja 400、Z250、KLX230 S、KX112、KLX110R Lが用意されている。
BIMOTA KB4
また、2021年末に日本総輸入元としてカワサキが取り扱いを開始した、イタリアの高級ハンドメイドモーターサイクルブランド”Bimota”の最新モデルで、カワサキ製1,043㏄エンジンを採用するKB4も展示。
Ninja ZX-25R
ブース側面のディスプレイ部分に展示されていたのが2台のNinja ZX-25Rだ。登場以来高い人気を誇るクォータースポーツモデルにも注目が集まっていた。今回はカワサキレーシングチームのレーシングマシンNinja ZX-10RRを彷彿とさせるカラーリングを採用するNinja ZX-25R SE KRT EDITIONと、Ninja ZX-25Rワンメイクレースの「Ninja Team Green Cup」参戦仕様車が用意された。
カワサキブースは西1-27。なお、今回は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から出入口は自由ではなく、ブース内への動線管理を行なっているので来場の際には注意いただきたい。