ヨシムラ
カワサキのスーパーバイク世界選手権公式チームであるカワサキレーシングチーム(KRT)は、3月23日(水)20時(現地時間)より、本拠地グラノラーズのすぐそばにあるバルセロナ・カタルーニャサーキットで2022年のローンチイベントを開催した。
このカタルーニャサーキットは、4月上旬にモーターランド・アラゴンで行なわれるシーズン開幕前のKRTが最後に行なった冬季テストの会場でもあった。
そしてローンチイベントでは2022年スーハーバイク世界選手権参戦車両Ninja ZX-10RRのカラーリング、そしてジョナサン・レイ選手とアレックス・ロウズ選手のヘルメットやレーシングスーツのカラーリングも発表された。
カワサキは、34年のスーパーバイク世界選手権の歴史のなかで、他のどのメーカーよりも多くのレースに出場している。プロベック・レーシングが運営するKRTは、カワサキとパートナーシップを組んで11年目を迎える。
今回のローンチイベントを迎えてKRTから発表されたコメントは以下のとおり。
ギム・ロダ(KRTチームマネージャー)
我々はカワサキのスーパーバイク世界選手権プロジェクトと10年以上密接に関わり、その間に8つのタイトルを獲得してきました。そして現在の我々の最大の目標は、再びライダーズチャンピオンを獲得し、2022年にはチームタイトルとマニュファクチャラーズチャンピオンを獲得することです。新しいカラーリングは、本拠地であるグラノラーズの近くで発表することで、チームに関わるすべての人が参加でき、我々のミッションを成功させるためのすばらしいスタート台になります。ジョニーもアレックスも、レースで勝ち、チャンピオンの座をねらうポテンシャルを持っていますし、何年も一緒に仕事をしてきた献身的なスタッフもたくさんいます。チャレンジは確かに大きいですが、私たちはよい計画を立てました。”大きなお披露目”は、私たちの成功へのコミットメントを公に示すものになるでしょう」
ジョナサン・レイ選手
「私にとってチームローンチは、新しいシーズンをスタートさせるための大きなステップです。6回のウィンターテストを経て、白と黒のマシンを片付けることができました。春が来るように、新しいカラーを発表し、KRTが2022年に向けて完全に準備されていることを世界に伝えます。タイトルを取り戻しましょう」
アレックス・ロウズ選手
「KRTに加入して3年目になりますが、ファミリーの一員であることを実感しており、2022年に向けてパートナーやスポンサーを確認しながら、新しいチームカラーを発表できることを誇りに思います。シーズン開幕に向けて体調は万全で、モチベーションも高い。がんばります」
発表会の2日後、チームは3月25日から26日にかけて、モントメロで最後の走行テストを行なう予定だ。その後、4月4日から5日にかけてモーターランド・アラゴンでスーパーバイク世界選手権公式主催のプレシーズンテストが行なわれ、4月8日から10日にかけて同サーキットで開幕戦が開催される予定となっている。今年も熱戦に期待だ。