ヨシムラ
今年8回目、通算91回目となるカワサキコーヒーブレイクミーティングが、愛媛県の道の駅・多々羅しまなみ公園で開催された。多々羅しまなみ公園は、愛媛県と広島県を結ぶしまなみ海道を構成する橋の一つ、多々羅大橋のたもとにあり、メイン会場からは瀬戸内海と、近隣の島々が一望できる絶好のロケーションである。また、しまなみ海道からは瀬戸内海と、そこに浮かぶ島々を眺めることができ、会場に訪れる道中は絶景を楽しめるツーリングスポットとなっている。
本州もしくは四国から会場のある大三島へ渡るには、しまなみ海道かフェリーを使用することとなる。ここで気になるのが125cc以下のバイクだ。通常の自動車専用道路は125cc以下のバイクは通行不可能だが、しまなみ海道は125cc以下のバイクが通行できる道路が併用されているので、橋を利用して大三島へ渡ることも可能。したがって、会場にはKLX125やDトラッカー125、そしてKSR110などの小型車両もチラホラ見受けられた。
絶好のロケーションを望め、あらゆる排気量のバイクで道中を楽しめる会場となった今回の開催は、今年最後の開催でもある。今年の開催日は、いずれの会場も雨に降られることはなく、しまなみでも秋晴れに恵まれた。場所よし天気よしといった状況のもと、648名のライダーが会場に集まった。
イベント内容はフリータイムを基本として進行していったが、東日本大震災のチャリティを兼ねている今年はチャリティオークションを開催。加えて募金箱を設置して募金活動を行なっている。しまなみでは11万4,743円の募金が寄せられた。このしまなみを含め、今年8会場で寄せられた募金の合計は188万7,031円となり、日本赤十字社を通じて被災地へと送られた。
北海道から九州まで各地で開催された今年のカワサキコーヒーブレイクミーティングは、これにて終了。カワサキ乗りたちはそれぞれの会場で、さまざまな想い出を作ったに違いない。また来年、威勢のいいカワサキ乗りたちと会場で出会えることを願って、今年のミーティングレポートを終了する。カワサキ乗りたちよ、よいお年を!