大森雅俊選手のドリフト

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ヨシムラ

フラットトラックで世界一を目指す

2022年フラットトラック世界選手権 大森雅俊選手の出場マシンKX450

18歳から海外レースに参戦し、そのテクニックが評価されAMA・FIMのナショナルゼッケンを持つ唯一の日本人フラットトラックライダー・大森雅俊選手が、2022年再びFIMのフラットトラック世界選手権に挑戦し、世界でシリーズチャンピオンを狙う。

フラットレースとは?

反時計回りで未舗装のオーバルレーストラックを回り、もっとも速くゴールラインを通過したライダーが勝ちとなるレース。コーナーでリヤタイヤを大胆にスライドしながら回るのが特徴。アメリカで始まったレースで、未舗装のオーバルレーストラックを反時計回りで周回してその速さを競う。アメリカでは人気があり、草レースから全米格式までさまざまなレースが各地で開催されている。レーストラックは1周200m程度のものから大きいモノは2000mにもなり、専用のコースではなく競馬場が使用されることもある。大きいコースでは最高速が200km/h以上にもなり、コーナーで速度をたもちながら旋回するためにリヤタイヤをスライドさせる走り方が特徴だ。大きいところだと全米モーターサイクル協会(AMA)や国際モーターサイクリズム連盟(FIM)がレースを主催しており、AMAプロフラットトラックレースは多い時で200前後の台数から予選を行なって、18台の決勝進出枠を争っている。日本でも2001年からの3年間は全日本選手権が開催されていたけれど、残念ながら現在は行なわれていない。

ロードレースで大活躍した往年のトップレーサー、ケニー・ロバーツ、フレディ・スペンサー、ウィン・レイニー、ニッキー・ヘイデンらもロードレースで頭角を表す前からフラットトラックに参戦していたことは有名だ。

今回、その相棒として用意したのがカワサキのモトクロッサーKX450なのだ。

というわけでここでは大森選手のモトクロッサーKX450ベースのスペシャルマシンを紹介。まだ、各部のセットアップを詰めている途中なので完成形ではないけれど、フラットトラックレーサーがどんなものかがわかるだろう。




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