ヨシムラ
カワサキモータースジャパンは、カワサキモータース(元:川崎重工業モーターサイクル&エンジンカンパニー)が2019年に導入したバイク向けスマートフォン連携アプリ「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」をリニューアルしたと発表した。
カワサキ独自のスマートフォンアプリ「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」は、バイクとスマートフォンをBluetoothで接続することで、車両情報の確認や設定などさまざまな機能へのアクセスを実現。ライダーに向けて、ライティングするよろこびをさらに高めるためのアプリだ。
今回のリニューアルによって、新たにクラウドサービスと連携してスマートフォンを介した多彩な双方向通信を可能とし、機能が追加された。今回のリニューアルで追加された主な機能やサービスは以下の3点となる。
1.ライディングのビジュアル化
数値やグラフで表示されていたライディングログを3Dモデルで表現することで、よりリアルに視覚化。また、RIDEOLOGYスコアの記録と地図上の表示機能も加わえています。記録されたライディングログをスマートフォン上に3Dモデルで走行ルートとあわせて表示することで、旅やツーリングの想い出とともにプレイバックできるようになった。
2.ライディングエクスペリエンスの共有
スマートフォン上に表示されるライディングログは、ライダー自身で見るだけでなく仲間との共有が可能。加えて、スクリーンショットをSNSに投稿するという楽しみ方もできるようになった。また、カワサキライディングコミュニティにて、週間・月間・年間の走行距離をランキング表示する機能により、自身のランキングを確認することを可能としている。公開機能を有効にすることで、ニックネームやバイクのプロフィール情報・位置情報を「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」ユーザーと共有することができ、ライダー同士やバイク同士による新たな“つながり”をサポートするとのこと。
3.マイビークルログ
愛車のライディングログとメンテナンスログをまとめて記録でき、履歴管理をサポート。
その他、従来の「車両情報表示」「車両セッティング変更」「着信・受信通知」機能は引き続き利用可能だ。(※対応機能は車種によって異なる)
「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」は、カワサキが販売予定のコネクティッド対応バイクに加え、すでに販売しているコネクティッド対応バイクでも利用可能 (2021年10月時点、全世界累計11万台以上がコネクティッド対応バイク) 。
カワサキは今後も、AI(人工知能)とICT(情報通信技術)をさらに活用することで、ライダーとバイクとの結びつきをサポートし、バイクライフをより楽しく、豊かなものとするため、次世代バイクの研究開発を推進するとの声明も発表されている。また、2020年11月に発表した音声による相互コミュニケーションシステムについては、現在、実証試験の場を日本からグローバルに拡大し、機能や実用性を最終確認中とのことだ。音声による相互コミュニケーションシステムの進化にも期待したい。
※リニューアルしたRIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLEは、ストアより新たにダウンロードの上でご利用ください。