ヨシムラ
8月16日、Kawasaki Motors Europeはかつての名車Z1で採用された“イエローボール”カラーを採用し、オーリンズ製リヤショック、ブレンボ製ブレーキキャリパーとブレーキローター、ニッシン製ラジアルブレーキマスターを純正採用するZ900RS SEが2022年シーズンに発売されると発表した。
φ41mm倒立式フロントフォークには標準的なセッティングに改良を加え、サスペンションの全行程における前後バランスを最適化。リヤショックはプリロードアジャスター付きオーリンズ製S46とし、すぐれたグリップ感とハンドリングを追求した。
ブレーキキャリパーとブレーキローターはともにブレンボ製となる。ローターはφ300mmで、M4.32ラジアルマウント式モノブロックキャリパーとの組み合わせとなる。マスターシリンダーは小径化されたニッシン製ラジアルポンプマスターシリンダー(標準モデルのφ19.1mmからφ17.5mmに変更)を採用。ステンレス製ブレーキホースを介してブレーキを作動させることで、制動力を高めながらもリニアなレバー操作を可能としている。
Z900RS SEの外観は、モデルロゴの“RS”の文字をレッドで仕上げたサイドカバーに加えて、ブラックアルマイト処理されたラジエターサイドカバーとFIカバー、ゴールドカラーのホイールを装備し、さらに差別化が図られているのも特徴だ。そして“イエローボール”と呼ばれるカラーリングは、熱心なZ1ファンのみならず、レトロスポーツの世界で活躍する多くのライダーの心を捉えることだろう。
記事執筆時点では正確な発売時期や価格などは未公開だ。