Ninja Team Green Cup 2021

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ヨシムラ

カワサキのバックアップ体制のもとレースの緊張感を味わおう!

カワサキは今年から、Ninja ZX-25Rを中心としたサーキットイベントを積極的に開催している。走行会のKAZEサーキットミーティング、ライディングスクールのニンジャチームグリーントライアル、レースのニンジャチームグリーンカップが、そのサーキットミーティングだ。KAZEサーキットミーティングとニンジャチームグリーントライアルはすでに数回開催されていて、これらに続くカタチでニンジャチームグリーンカップが7月25日(日)についに開幕した。ニンジャチームグリーンカップはNinja ZX-25Rのワンメイクレースで、国内のサーキットを転戦する形式で年間4戦が予定されている。その初戦が大分県のSPA直入で開催されたのだ。

Ninja Team Green Cup 2021

予選・決勝ともに参加台数は12台。レギュレーションにより改造範囲が厳しく制限されているので、参加車両はどれも大幅な改造はされておらず、保安部品の撤去やレバーガードの装着などレギュレーションで義務付けられている変更箇所以外は、変更していてもマフラー交換くらいだった。しかも、マフラー交換している車両の比率は低く、ノーマルマフラー装着車の方が多いくらい。イベント会場やツーリング先などで見かけるNinja ZX-25Rの方がカスタム箇所は多いのでは…、と思えるほどだった。それだけ今回の参加車両はノーマルに近い状態であり、かつ、どの車両もほぼイコールコンディションといえる。

気になるタイムだが、SPA直入の常連では“目指せ50秒”といったように、1周50秒を目標タイムとする傾向がある。実際SPA直入主催の走行会では、中・上級クラスが56秒台まで、初級ライダークラスが57秒以上及びサーキット初心者といったクラスに分けられている。つまり、1周50秒を切ればSPA直入ではかなり速いライダーと言える。では、今回のニンジャチームグリーンカップはというと、予選トップが50秒763で最下位が1分3秒914、コアタイムが55秒前後だった。このタイムに加え、走行を見た印象では、中級者が中心で、一部上級者&一部初級者といったエントリー状況だった。印象的だったのは、スターティンググリッドでの出来事だ。スタートを待つグリッド最後列のライダーに、スタッフが「速いライダーに余裕をもって抜くように伝えているので安心してください」と声をかけていたのだ。ニンジャチームグリーンカップはレース初心者に向けたレースということで、こういった配慮も忘れていない。

レースに参加する楽しみを味わってほしい

ニンジャチームグリーンカップには“サーキットを走ったことがないけれど、これからレースに参戦したい”という一般ライダーに、レースに参加する楽しみを味わってほしいという想いも込められている。そのため会場ではカワサキのサポート体制も充実していた。SPA直入のパドックにはカワサキサービステントが設けられ、参加者にピットとして貸し出したり、万一のためストックパーツを用意したりしていて、いずれも有料だが、参加者の対応にあたっていた。もちろんカワサキのスタッフも待機しているので、レースや整備などの相談をすることも可能だ。さながら全日本ロードレース選手権のパドックに設置されているレーシングサービスといったところだ。カワサキによれば、このサービスはニンジャチームグリーンカップ全戦で展開するとのこと。これはレース初心者にとっては心強い存在だ。

今後、ニンジャチームグリーンカップは8月に鈴鹿サーキット、10月にツインリンクもてぎ、そして11月に再びSPA直入で開催される予定だ。Ninja ZX-25Rオーナーは、カワサキのバックアップ体制のもと、レースに参加して非日常的な緊張感を味わってみてはいかがだろうか。

公式結果

Ninja Team Green Cup 2021 予選結果

予選

Ninja Team Green Cup 2021 決勝結果

決勝

イベントNinja Team Green Cup 2021 in SPA NAOIRI
開催日2021年7月25日(日)
開催場所SPA直入(大分県竹田市直入町上田北浦原510-15)
URLhttps://autopolis.jp/spa/



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