ヨシムラ
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な流行により、スケジュールの調整が行なわれていたスーパーバイク世界選手権の2021年シーズンが、いよいよ5月21日(金)より全13戦の予定で開幕する。
第1戦の開催地はスペインのモーターランド・アラゴン・サーキット。5月初旬に同サーキットにて最終テストを行なったカワサキレーシングチーム WorldSBKは、非公式ながらもジョナサン・レイ選手が1番手、アレックス・ロウズ選手が2番手タイムを記録。またアレックス・ロウズ選手に至ってはケガから復帰間もないにもかかわらず104周を走り込むなど、レース本番に向けた準備は万全といった状況だ。
また今シーズンよりデビューとなる新型のNinja ZX-10RRは、ウイングレットを内蔵し、空力性能を改良した新フェアリングを採用しているほか、エンジンやシャーシなどさまざまな部分に改良を加え、パフォーマンスを大いに向上させている。その活躍をぜひとも期待したいところだ。
以下はライダーのコメント。
ジョナサン・レイ選手
「昨シーズンのことがずいぶん前のことのように感じられるので、再びレースに出られることをとても楽しみにしています。最近のテストでは、マシンのフィーリングがとても良かったので、他のライダーたちと一緒にコースに出て、自分たちの位置を把握するのはとても良いことだと思っています。アラゴンは、昨年に引き続き、とても楽しい思い出のあるサーキットです。モーターランドでの週末や次のテルエルラウンドでは、とても好調でした。今年の目標は、好調なスタートを切って、シーズンに向けて勢いをつけることです。マシンのフィーリングはとてもいいです。新しいNinja ZX-10RRは、昨年よりも確実に前進しています。とても楽しみにしていますし、準備もできています」
アレックス・ロウズ選手
「レースを始める準備はできています! 2021年のシーズンは、ずいぶん前から始まっていたように感じています。WorldSBKでは通常よりも長い冬休みがありますが、幸運なことに私にとってはNinja ZX-10RRのことをよく知るための時間になっています。シーズン前のテストを経て、最高の準備ができたと感じています。ベースセッティングもうまくいっているし、マシンで起きていることをコントロールできている。これは良い状態で、これからは毎週末、最高のパフォーマンスを発揮していくことになります。カワサキとKRTのスタッフには、この時期に懸命に努力してくれて本当に感謝しています。モチベーションは非常に高いです」
スーパーバイク世界選手権 2021年シーズン日程
第1戦 | 5/21-23 | アラゴン |
---|---|---|
第2戦 | 5/28-30 | エストリル |
第3戦 | 6/11-13 | エミリア・ロマーニャ |
第4戦 | 7/2-4 | イギリス |
第5戦 | 7/23-25 | オランダ |
第6戦 | 8/6-8 | チェコ |
第7戦 | 8/20-22 | ナバラ |
第8戦 | 9/3-5 | フランス |
第9戦 | 9/17-19 | カタルニア |
第10戦 | 9/24-26 | スペイン |
第11戦 | 10/1-3 | ポルトガル |
第12戦 | 10/15-17 | アルゼンチン |
第13戦 | 11/12-14 | インドネシア |