ヨシムラ
保護機能はそのままにダウンフォースを得る!
今やNinja ZX-25R SEでも純正採用されるように、ヘビーなカスタムフリークに限らず広く普及した感があるスライダー類。もともとスライダーはレース用で、転倒時に車体が回転して車体全体にダメージが及ばないよう、意図的に一面だけで滑らせて被害を局限化させるためのパーツ。立ちゴケ時などのキズ付き防止用ではないが、今や採用率が高くなっている。
そんなスライダーは車体から少し露出して装着する関係から、どうしても大なり小なり空気抵抗を生み出す存在だった。その抵抗を低減させるのではなく、空力として活用しようというのが、今回紹介するダウンフォーススライダーとなる。
製作したモトロックマンによると、従来品と同様にスライダーとしての車体保護機能に加え、カナード形状によって高速域でダウンフォースの効果が期待できる。ただし、車種や走行時の条件により体感には個人差があるとのこと。
製品はタイプ1とタイプ2の2種類となっていて、タイプ1は1970年代のF1のウイングを彷彿させるようなデザイン、タイプ2はGPマシンのウィングレットを意識したデザインとなる。
ラインナップはNinja H2、Ninja ZX-10R、Ninja ZX-6Rといったハイスピードスポーツはもちろん、Z900RSやZ1000、Ninja 650にも用意されている。なお16年式以降のNinja H2には別途純正部品が必要とのことだが、詳しくはモトロックマンにお問い合わせいただきたい。
ダウンフォーススライダーTYPE1/TYPE2
価格
Ninja H2/Ninja ZX-10R | TYPE1:1万8,480円 TYPE2:2万1,780円 |
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Z900RS/Z1000(10-13年、14-20年)/Ninja ZX-6R | TYPE1:1万9,580円 TYPE2:2万2,880円 |
Ninja 650 | TYPE1:2万5,080円 TYPE2:2万8,380円 |
※価格はすべて税込み