ヨシムラ
発売から12日ながらNinja ZX-25Rは33台参加。納車待ちを含めれば総勢100名以上の大所帯に
2020年のバイク界の話題をさらっているNinja ZX-25R。9月10日から全国で発売を開始しているが、9月22日(火祝)にレーシングプロショップのウィズミープロフェッショナルレーシング(以下、ウィズミーと略)が主催する走行会にて、急きょNinja ZX-25Rオーナーズミーティングが開催された。
当初は車両の発売開始から間もないことから参加台数は少数にとどまるのでは、という予想もあったが、参加者は急増。当日は33台のNinja ZX-25Rが来場することになった。また今回は納車待ちや購入検討中の人たちも参加者として含まれていたので、Ninja ZX-25R以外も含めると結構な規模に。ただ、もともとはNinja ZX-25Rオーナーズミーティング用として筑波サーキットを押さえていたわけではなく、二輪・四輪合同の走行会だったものの、Ninja ZX-25Rの駐車スペース確保のため、申し訳ないことに二輪の走行会参加者が少し割を食う形になってしまっていた…。
ミーティングは14時スタートということになっていたが、11時30分からミーティング会場は解放。そして続々と集合するNinja ZX-25R。参加車両のほとんどはNinja ZX-25R SEで、最終的にはスタンダードモデルは2台のみ。あとはすべてNinja ZX-25R SE、あるいはNinja ZX-25R SE KRTエディションとなっていた。参加者に話を聞くと「どうせ購入するならSEのほうを考えていた」という声も多かったが、今回以降のミーティングで、この辺りの勢力図がどうなっていくのかも楽しみだ。
さて、ミーティングは主に協力メーカーによるブース出展、ブース出展者とウィズミー・丸山 浩会長や神永 暁社長とのトークショー、ブース出展者からの協賛品を賭けたじゃんけん大会、Ninja ZX-25Rデモ走行、サーキット体験走行会といったプログラムが用意されていた。
ブース出展としては、トリックスター、ナッツベリープランニング、ジャム、和光ケミカルがブース出展に協力。いずれもNinja ZX-25Rに適したパーツや用品を展示し、参加者たちの関心を引いていた。まだ現状ではNinja ZX-25Rに装着可能な汎用品が中心だったが、いずれ専用設計品も増えていくことだろう。
また、汎用品以外にも早くも各パーツメーカーによりNinja ZX-25R用パーツが開発しており、そのデモンストレーションとして装着車両によるデモ走行も行なわれてた。なおデモ走行にはフルノーマルのNinja ZX-25Rも用意されていたが、よく見るとチュートリアル・福田さんの姿も!?
各プログラムが用意されていたとはいえ、オーナーズミーティングとはオーナー同士の親睦を深めるのが主目的。あたり前だが全員、車両を購入して1ヶ月以下であり、お互いに面識があるわけでなかったためか、最初のうちはお互いを遠巻きに見ているような状態だったが、徐々に緊張もほぐれてきたのか初対面同士で話をしている姿も見られた。
今回だけでも納車待ち・購入予定車も含めれば優に100名を超える参加者がいただけに、次回のオーナーズミーティングが開催されれば、より大規模になるはず。オーナーズクラブ設立の動きもありそうだし、Ninja ZX-25Rのムーブメントには今後期待したいところだ。
なおウィズミー主催のNinja ZX-25Rオーナーズミーティングとしては、10月18日(日)に名阪スポーツランドでの開催も予定している。関西方面のオーナーはそちらにまず参加してみては?
参加者の声
Ninja ZX-25R SE KRT EDITION/矢後尚文(59歳)
Z900RSをメインバイクに、CBR250RRをセカンドバイクとして所有していたが、そのCBRを手放して購入。予約が始まったという話を聞き、すぐに注文して15日に納車となったそうだ。「パワーがありそうでクイックシフターが標準装備ということで決めました。まだ走行距離は230㎞ですが、乗りやすく作られているなと感じます。オートシフターなのでギヤチェンジ時に回転数を微調整してくれるところとか。今後はサーキット仕様にして楽しむつもりです」
Ninja ZX-25R SE/鈴木健太郎(29歳)
なんと当日朝に納車しての登場という鈴木さん。「今までスーパースポーツ系を乗り継いできたのですが、バイクにパワーを求めないのがよくわかったので600㏄モデルから乗り替えました。250㏄並列4気筒モデルは初めてですが、重くないし取りまわしなどもしやすく、出力もアクセルワークに素直についてくる感じで扱いやすいですね。ただ、ちょっとゆったりしたポジションが個人的にシックリこないので、ステップなどを交換したいかなぁ」
Ninja ZX-25R SE/りき(33歳)
まだ慣らし中という人が多いなか、すでに1,485㎞を走破しているりきさん。サーキット用としてCBR250RRを購入するつもりが、ショップからのお誘い(?)があり、購入を決意。「出力が二次曲線的といいますか、低中回転のトルクにちょっと物足りなさはありますげと、高回転域の滑らかなパワー感が気持ちいいですね。個人的にはシート高が低くて広いので、足つきはいいものの乗っているときに少し体格に合ってないので、その点修正していきたいです」