ヨシムラ
カワサキとアクラポビッチとのコラボによるオリジナルロゴが特別仕様の証
9月10日から販売を開始し、すでに多くの車両が予約段階で成約ずみになっているというNinja ZX-25R。そのNinja ZX-25Rのプレス向け試乗会で、カワサキによるカスタムモデルが展示されていたこともトピックスとなっていたが、そのカスタムモデルに装着されていたフルエキゾーストマフラーが販売されるとアナウンスされた。
まず紹介するのはカワサキと、スーパーバイク世界選手権で5連覇したカワサキレーシングチームをはじめ、多くのトップチームが採用するアクラポビッチ(Akrapovic)とのコラボレーション商品となり、オリジナルのコラボレーションロゴが配置される特別仕様だ。
また意匠はヘキサゴン形状のカーボンサイレンサーとし、排気系をカスタムしたというアピールをしつつ、現代的なシルエットを意識して全長などを吟味したサイレンサー長を採用。
もちろん性能面でも純正ECUにて出力性能が向上できるよう、カワサキが開発に協力。その協力もあって早期開発・販売に結び付いたとのことだ。
さらに排気音もサウンドチューニングを駆使し、迫力ある排気音を追求。また250㏄であっても政府認証適合(予定)とすることで、安心して排気カスタムを楽しめるよう配慮されている。
材質はインテークマニホールドからサイレンサーまではステンレス製で、サイレンサーはカーボンを使用。
マフラー交換時にモノによってはマフラー着脱が必要になるオイルやオイルフィルター交換にも考慮し、マフラー装着状態のままオイルとオイルフィルター交換に対応している。またO2センサーにも対応。
また政府認証適合(予定)タイプとは別に、クローズドコース専用タイプも用意。今後行なわれる予定というワンメイクレースなど多様なニーズに対応する。
なおエキゾーストガスケットは別途カワサキ純正部品の手配が必要(11061-1372ガスケット×4)だ。
このカワサキ×アクラポビッチマフラーはカワサキ正規取扱店のみの販売となり、現在は予約受付中。出荷予定日は、クローズドコース専用は9月中旬以降、政府認証適合(予定)は10月下旬以降を予定しているとのことだ。
カワサキ×Akrapovic Ninja ZX-25R用 フルエキゾーストマフラー -Collaboration Edition
価格
政府認証適合(予定):21万7,800円
クローズドコース専用:16万7,200円
※価格はすべて税込み
鈴鹿8耐の勝利を支えたビートの最新モデルがNinja ZX-25Rに登場
カワサキといえばビート製品、というイメージを持つ人は少なくないだろう。古くからビートとカワサキの蜜月は続いているが、そのビートからもNinja ZX-25R用フルエキゾーストマフラーが登場する。
2019年“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレースで優勝を飾った『#10 Kawasaki Racing Team Suzuka 8H』に採用されたレーシングマフラーと同形状というレーシーなフルエキゾーストで、4気筒エンジン独特のエキゾーストノートを奏でつつも、新型サブサイレンサーと触媒装置の採用により排ガス規制にも対応(適合型式:2BK-ZX250E)。
また出力特性はトルクの谷がないフラットな特性を追求し、低速から高速域までスムーズな加速感が得られるとのことだ。
材質は耐熱チタン合金(SUPER TIXR)で、チタンパイプの表面処理をヒートフィニッシュ仕様とし、美しい外観と耐汚性を追求。さらに全長350㎜サイレンサーはクリア・ブルー・メタルブラックの3色から選択可能となっている。
カワサキ×アクラポビッチマフラーと同じく、マフラーを装着したままオイル、オイルフィルター交換に対応。O2センサーにも対応している。
販売は2020年10月上旬を予定している。なお本製品はカワサキ正規取扱店以外でも購入可能だ。
NASSERT Evolution TypeⅡ Ninja ZX-25R 政府認証適合(予定) フルエキゾーストマフラー
価格
クリアチタンサイレンサー:20万9,000円
ブルーチタンサイレンサー:21万4,500円
メタルブラックサイレンサー:22万円
※価格はすべて税込み