ヨシムラ
ZX-25Rのエンジンが一般公開! 話題のZ H2も展示
カワサキはここ数年、年の初めに神戸海洋博物館にてモーターサイクルフェアを開催している。モーターサイクルフェアは、毎年あるテーマを決めて、そのテーマに沿った車両や部品などを展示する展示会で、過去にはZフェアやニンジャフェアなどのテーマが設けられた。今年も例年同様テーマを設けて、2月11日(祝・火)から開催されている。今年のテーマは並列4気筒エンジン。『カワサキモーターサイクルフェア2020 The Four.』のイベント名で開催されている。
80年代のモデルを中心に、並列4気筒エンジンを搭載した名車が展示されているのだが、今年の注目は何と言ってもZX-25RとZ H2。しかもZX-25Rに関しては、発売時期がまだ発表されていないにもかかわらず、早々とエンジンが展示されているのだ。ZX-25Rとそのエンジン、Z H2は同じステージに展示されており、多くの来場者は会場に入ると真っ先にこのステージに歩み寄っていた。
注目度バツグンのZX-25Rのエンジンは、現代のエンジンらしく、かなりコンパクトな設計で、前後長と横幅ともにかなり抑えられている。おそらくZX-10RやZX-6Rと同様バルブ挟み角が狭角に設計され、燃焼室もかなりコンパクトに設計されていると思われる。また、クランクシャフト、メインシャフト、カウンターシャフトの主要三軸のレイアウトも、ZX-10RやZX-6Rの考え方が取り入れられているのではないだろうか。
ZX-25Rと並び、注目の過給機ゾーンには往年のターボチャージャーが!
ZX-25Rのエンジンと同じく、今注目のエンジンがスーパーチャージドエンジンだ。ZX-25RとZ H2のステージの横には過給機ゾーンが設けられ、750ターボと並んで、ターボチャージャーのカットモデルとスーパーチャージャーが展示されていた。さらにこの区画の反対側にはニンジャH2とGPZ900Rといった新旧ニンジャが並んでいた。
ZX-25RやZ H2が今回の目玉だが、このステージだけ注目するのはあまりにもったいない。Z400FX、GPz400/1100、GPZ400R、GPZ1000RX、ZX-10など名車もじっくり見てほしい。これらの実物ノーマル車は頻繁にお目にかかれるものではない。しかも、絶版車ゾーンのモニターには、ZXRのプロモーションビデオなど、貴重な映像が放映されていた。2月24日(祝・月)まで開催されているので、ぜひ訪れてみよう。