ZRX1200ダエグを愛するオーナーが集うプレシャスの17回目となる全国ミーティングが開催。前日に大型の台風が直撃したため高速道路の閉鎖などもあったが45台が集結した。
オーナー同士の強い結束力は災害級の悪天候も乗り越える
ZRX1200ダエグのオーナーズクラブ“プレシャス”の第17回全国ダエグミーティングが開催された。だが、今回はいつもの開催とは勝手が違った。というのも前日に超大型の台風19号が本州を直撃。各地に大きな被害を与えたのだ。高速道路の封鎖などもあってミーティング開催も危ぶまれたが、主催の久保田達也さんは天気が回復するという予報を信じて決行する。結果、台風一過の快晴となった。「でも数日前からキャンセルの連絡があったうえに、今日は通れない道路が多いのであまり集まらないかも」と久保田さん。ところが予想を超える45台が集結した。

前日が台風だったと思えない青空の下、45台のダエグがズラリと並ぶ。九州から来たメンバーも数人いるというから、その行動力には驚かされる
そのためプログラムは若干変更されたが、主催者によるトークショーやジャンケン大会、出展したタカハシモータースによるオイル交換サービス、カスタムパーツの特価販売などが行なわれ会場はいつもどおりの雰囲気だった。夕方には流れ解散となったが、最後まで別れを惜しむ姿も見られ、次回の開催を楽しみにしているようすがうかがえた。
カスタム率が高いクラブだけに参加者同士の情報交換も活発。気になるパーツを装着しているマシンがあると、そのまわりには人が集まる
プレシャスの主催者、久保田さんとウルトラモーターフェスティバルの主催者によるステージトークショーも開催。愛車を前に話がはずんでいた
毎回、ブースを出展しているタカハシモータースはデモ車展示のほかに特価品も販売してた。その場で作業してくれるオイル交換サービスも人気のメニューだ
“ダエグに最適なオイルやケミカル、カスタムパーツを用意。今、注目のカスタムパーツは180km/h以上測れるデジタルスピードメーターだそう
“Precious”のステッカーを貼ったバイクは多い。それだけこのクラブが愛されているということ。メンバーには個性的なカスタム車も数多くいる
ミーティングはいくつかのプログラムがあるものの、それ以外は自由な時間。仲間との会話を楽しんだり、愛車を撮影したり。そんな雰囲気が好きという人も多い
まるでカスタムダエグの展示会場のよう。そう感じるほどカスタム車が多いミーティングだが、もちろんライトカスタム車も参加している
このマシンのオーナー、小倉勇気さんはなんと山口県から来たという。今回が4回目の参加で「気のいい仲間とのおしゃべりが最高です」と笑顔
プレシャスのオリジナルTシャツ。SNSでスタートしたプレシャスだが、実際に顔を合わせられるミーティングも人気となっている
夕方には解散となり、同じ方面に向かう者同士が一緒に会場を後にする姿も見られる。ミーティングが終わったあとは、再びSNS上で話が盛り上がるのだという
横田 和彦
1968年6月生まれ。16歳で原付免許を取得。その後中型、限定解除へと進み50ccからリッターバイクまで数多く乗り継ぐ。現在もプライベートで街乗りやツーリングのほか、サーキット走行、草レース参戦を楽しんでいる。