ヨシムラ
5月末に梅雨入りが発表された東海エリア。第85回目で、今年2回目となるカワサキコーヒーブレイクミーティングが6月5日(日)、この東海エリアの浜名湖で開催された。会場となったのは浜名湖競艇場対岸駐車場で、競艇コースに沿うように南北に広がる広大な駐車場だ。雨に関しては余分な心配だったようで、朝から晴れ間がのぞき、イベントが終了する昼過ぎに雲に覆われたものの雨が降ることはなく、イベント日和といっていい天気だった。
カワサキイチバンのレポートでも、幾度となくお伝えしているように、このミーティングの内容は、カワサキ乗り同士、コーヒーを飲みながらバイク談議に華を咲かせようといういたってシンプルなもので、フリータイムを基本としている。事前予約も定員も参加費も一切なし。この気軽さが好評を得ているのだろう、98年の初開催から10年以上経った今でも、ときには2,000人以上のカワサキ乗りが集まる一大イベントとなっているのだ。
この日も好天に恵まれ2,000人以上のカワサキ乗りが来場し、浜名湖競艇場の広大な駐車場はカワサキ車でビッシリと埋め尽くされた。最新モデルのニンジャ1000から往年の名車Z1やW3など、ノーマル車からカスタム車まで年代問わずこれだけ多くのカワサキ車が一つの会場に集まるのも珍しく、さながらカワサキ車展示会といった様相だった。これらの車両を見て回るだけでも十分おもしろく、このミーティングならではの楽しみともいえる。
フリータイムが基本となっているカワサキコーヒーブレイクミーティングだが、今回は2人のスペシャルゲストによるトークショーも開催された。一人は、元MotoGPライダーで、04年から06年までカワサキ・レーシング・チームからMotoGPに参戦していた中野真矢氏。2人目は、現在ZX-10Rで全日本ロードレースや鈴鹿8耐に参戦しているトリック☆スター・レーシング監督の鶴田竜二氏だ。ロードレースの舞台裏や新型ZX-10Rの評価などついつい聞き入ってしまう話題や、ときには来場者の笑いを誘うプライベートの話題など、軽快なトークを披露していた。さらに、東日本大震災のチャリティも兼ねている今年のカワサキコーヒーブレイクミーティングでは、チャリティオークションも開催され、その落札金や寄せられた募金は、日本赤十字社を通じて被災地へ届けられる。
まだ今年の開催は2回目が終了したばかり。今年もまだまだ各地で開催される予定で、次回は7月9日(土)、滋賀県の奥伊吹スキー場での開催が決定している。このカワサキ乗りのためのイベントにカワサキ乗りならぜひ参加してほしい。