ヨシムラ
カワサキモーターサイクルのフラッグシップマシンである、Ninja H2 CARBONの2020年モデルがこの度発表されている。
2020年モデルでの仕様変更は特になく、昨年あったような注文期間等は今回特にアナウンスされていないが、2020年モデルよりカワサキプラザネットワークのみの取り扱いに変更となった模様だ。
本体価格は変わらず330万円で、税込み価格は増税分の6万6,000円高となる363万円(税10%込)となっている。発売は2020年4月1日から。
Ninja H2 CARBONは、「すべてを超える」といったコンセプトを元に開発され、スーパーチャージャーを搭載し最大出力170kW(231ps)を発揮するエンジンとともに、カワサキのみならず全世界唯一無二のオリジナリティを持つハイパースポーツマシンだ。
とはいえ決して扱いにくいわけではなく、さまざまな電子制御機能を駆使し、バイクを操る喜びを最大限に追求。ほか傷を自己修復するハイリーデュラブルペイントやスマートフォン接続機能を備えたTFTカラー液晶メーター、ブレンボ製最新モノブロックブレーキキャリパー「Stylema」などの豪華装備はもちろんのこと、日本仕様ではETC2.0車載器キットも標準装備されるなど、一切の妥協なく作り込まれている。ほか主な特徴は以下も参考に。
Ninja H2 CARBONの主な特徴(リリースより)
- 全回転域で圧倒的なパワーを発揮する最大出力170kW(231PS)のスーパーチャージドエンジン
- 超精密削り出し製法で複雑な形状を実現した自社開発のインペラ
- 滑らかで、スピーディなシフトチェンジを可能にする、ドッグリンクトランスミッション
- 操作性を高め、操作感を軽くする油圧クラッチとアシスト&スリッパークラッチ
- 吸気効率向上により、スーパーチャージドエンジンの性能を最大化するラムエアインテーク
- 最適な混合気をエンジンに供給する電子制御スロットルバルブ
- 高い冷却効果を発揮するクーリングシステム
- 様々な電子制御技術をさらに緻密にしたボッシュ製IMU(慣性計測装置)
- 様々な状況において車体の挙動維持をサポートするカワサキ・トラクション・コントロール(KTRC)
- スーパースポーツ用高精度ブレーキ制御システム、カワサキ・インテリジェント・アンチロック・ブレーキ・システム(KIBS)
- エンジンブレーキの効きを適切にコントロールするカワサキエンジンブレーキコントロール(KEBC)
- クラッチ操作無しでシフトアップとシフトダウンが行えるカワサキクイックシフター(KQS)
- 発進時に最も効率的に加速する為の電子制御システム、カワサキ・ローンチ・コントロール・モード(KLCM)
- 速度域や加減速の状況に合わせて最適な減衰力を発生するオーリンズ社製エレクトロニックスアリングダンパー
- 力強いパワーを受け止めつつ、ハイスピードライディングに必要な剛性と柔軟性を高次元で両立した 軽量トレリスフレーム
- 優れた路面追従性を発揮するKYB AOS-Ⅱレーシングサスペンション
- 様々な走行シーンで高い安定性を生み出す、オーリンズ社製TTX36リアサスペンション
- ブレンボ社製のストリート用モノブロックキャリパーラインナップで最新かつ最上級モデルの「Stylema」
- 高いハンドリング性能を実現する最新のブリジストン製スポーツタイヤの「RS11」
- ダウンフォースを発生させ、高速安定性を向上するアッパーカウルの形状とミラーステー
- 多くの情報を確認することが出来るフルカラーTFTスクリーンを採用したインストゥルメントパネル
- ライディングログや車両情報を確認できる、スマートフォン接続機能
- ハイクオリティなイメージの全灯火類LEDバルブ
- 傷を自己修復し、高品質な外観を維持することが可能なハイリーデュラブルペイント
- 標準装備されたETC2.0車載器キット
2020年モデル Ninja H2 CARBON
※画像は一部2019年モデル
オフィシャルビデオ
スペック一覧
車名(通称名) | Ninja H2 CARBON | |
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マーケットコード | ZX1002JLF | |
型式 | 2BL-ZXT02J | |
全長x全幅x全高 | 2,085mm×770mm×1,125mm | |
軸間距離 | 1,455mm | |
最低地上高 | 130mm | |
シート高 | 825mm | |
キャスター/トレール | 24.5°/ 103mm | |
エンジン種類/弁方式 | 水冷4ストローク並列4気筒/DOHC 4バルブ | |
総排気量 | 998cm³ | |
内径x行程/圧縮比 | 76.0mm×55.0mm/8.5:1 | |
最高出力 | 170kW(231PS)/11,500rpm ラムエア加圧時:178kW(242PS)/11,500rpm |
|
最大トルク | 141N・m(14.4kgf・m)/11,000rpm | |
始動方式 | セルフスターター | |
点火方式 | バッテリ&コイル(トランジスタ点火) | |
潤滑方式 | ウェットサンプ | |
エンジンオイル容量 | 5.0L | |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | |
トランスミッション形式 | 常噛6段リターン | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
ギヤ・レシオ | 1速 | 3.187(51/16) |
2速 | 2.526(48/19) | |
3速 | 2.045(45/22) | |
4速 | 1.727(38/22) | |
5速 | 1.523(32/21) | |
6速 | 1.347(31/23) | |
一次減速比 / 二次減速比 | 1.551(76/49)/2.444(44/18) | |
フレーム形式 | トレリス | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック(倒立・インナーチューブ径43mm) |
後 | スイングアーム(ニューユニトラック) | |
ホイールトラベル | 前 | 120mm |
後 | 135mm | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17M/C (58W) |
後 | 200/55ZR17M/C (78W) | |
ホイールサイズ | 前 | 17M/C×MT3.50 |
後 | 17M/C×MT6.00 | |
ブレーキ形式 | 前 | デュアルディスク 330mm(外径) |
後 | シングルディスク 250mm(外径) | |
ステアリングアングル (左/右) | 27°/ 27° | |
車両重量 | 238kg | |
燃料タンク容量 | 17L | |
乗車定員 | 1名 | |
燃料消費率(km/L) | 20.5km/L(国土交通省届出値:60km/h・定地燃費値、1名乗車時) | |
15.3km/L(WMTCモード値 クラス3-2、1名乗車時) | ||
最小回転半径 | 3.4m | |
カラー | ミラーコートマットスパークブラック×キャンディフラットブレイズドグリーン(GY2) | |
メーカー希望小売価格 | 363万円(税10%込) | |
発売予定日 | 2020年4月1日 |