ヨシムラ
第3のW800が登場。その正体はSTREETとCAFEのいいとこ取り!!
今年3月に2019年モデルとして発売されたW800はSTREETとCAFEという2つのバリエーションモデルが展開されているが、2020年モデルでは車名が無印となるW800が新たに登場することが、現在開催中の東京モーターショーで発表されている。
2020年モデルとして発表されたW800の変更点は19インチとなったフロントタイヤやSTREETとCAFEの中間ぐらいのポジションとなったハンドルバー、さらにセンタースタンドの標準装備などが挙げられる。
フロント19インチ化だけではない、細かな変更点が多数あり
フロントタイヤの19インチ化は、直進安定性の向上やハンドリングの快適さに貢献するが、元を正せばW650や初代W800の仕様に戻ったとも言え、それにプラスしてミラーも丸形から初代W800と同じ角型に、さらにウインカーも丸形に戻されるなど、目指すべき世界観に添ったパーツをチョイスしている点がポイントだ。
W800の正統派スタイルが復活。見せびらかしたくなるようなメッキパーツも多数
また、ブラック仕上げとなっているSTREET/CAFEとは対照的に、シルバー仕上げとなったエンジンやメッキパーツを多用したクラシカルなスタイルの演出。さらにCAFEに装備されているタンクパッドやグリップヒーターを標準装備しているなど、どことなく“STREETとCAFEのいいとこ取り”といった印象が見受けられる。
2020年モデルW800のカラーバリエーションはメタリックダークグリーンの1色のみで、価格は110万円(税10%込)。2019年モデルのSTREETからは8万8,000円(税10%込)高、CAFEから3万3,000円(税10%込)安い設定となっている。発売予定日は2019年12月1日だ。
2020年モデル W800
主な特長(リリースより)
- 心地良い鼓動感、シルバーでクラシカルな造形美を感じさせる空冷バーチカルツインエンジン
- 剛性を高めたダブルクレードルフレーム
- クラシカルなスタイルとハンドリングに貢献するフロント19インチ、リヤ18インチホイールの組み合わせ
- リラックスしたライディングポジションのハンドルバー
- スロットルをひねるたびに力強いサウンドを放つ2本出しマフラー
- 硬めのスプリングと剛性を高めたアンダーブラケットを持つ大口径フロントフォーク
- クラシカルな外観と滑らかなライディングを実現するツインリヤショック
- バックトルクを制限するとともに、より軽いクラッチレバーの操作を実現するアシスト&スリッパークラッチ
- 高い制動力を発揮する、前後ディスクブレーキ
- 艶やかな塗装にクロームメッキのエンブレムを施したフューエルタンク
- 様々な部分に採用されW800を光り輝かせるクロームメッキパーツ
- 明るい白色光が、夜間走行時の視認性を高める大径丸形LEDヘッドライト
- クラシカルなスタイルの大径丸形ウィンカー
- アウトラインにパイピングを施し、クラシカルで快適性の高いタックロールシート
- 標準装備されたセンタースタンド、グリップヒーター、ETC2.0車載器キット
W800 オフィシャルビデオ
W800 スペック一覧
車名(通称名) | W800 | |
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マーケットコード | EJ800DLF | |
型式 | 2BL-EJ800B | |
全長x全幅x全高 | 2,190mm×790mm×1,075mm | |
軸間距離 | 1,465mm | |
最低地上高 | 125mm | |
シート高 | 790mm | |
キャスター/トレール | 27.0°/ 108mm | |
エンジン種類/弁方式 | 空冷4ストローク並列2気筒/SOHC 4バルブ | |
総排気量 | 773cm³ | |
内径x行程/圧縮比 | 77.0mm×83.0mm/ 8.4:1 | |
最高出力 | 38kW(52PS)/6,500rpm | |
最大トルク | 62N・m(6.3kgf・m)/4,800rpm | |
始動方式 | セルフスターター | |
点火方式 | バッテリ&コイル(トランジスタ点火) | |
潤滑方式 | ウェットサンプ | |
エンジンオイル容量 | 3.2L | |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | |
トランスミッション形式 | 常噛5段リターン | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
ギヤ・レシオ | 1速 | 2.352 (40/17) |
2速 | 1.590 (35/22) | |
3速 | 1.240 (31/25) | |
4速 | 1.000 (28/28) | |
5速 | 0.851 (23/27) | |
一次減速比 / 二次減速比 | 2.095 (88/42)/2.466(37/15) | |
フレーム形式 | ダブルクレードル | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック(インナーチューブ径41mm) |
後 | スイングアーム | |
ホイールトラベル | 前 | 130mm |
後 | 107mm | |
タイヤサイズ | 前 | 100/90-19M/C 57H |
後 | 130/80-18M/C 66H | |
ホイールサイズ | 前 | 19M/C×MT2.50 |
後 | 18M/C×MT3.00 | |
ブレーキ形式 | 前 | シングルディスク 320mm (外径) |
後 | シングルディスク 270mm (外径) | |
ステアリングアングル (左/右) | 37°/ 37° | |
車両重量 | 226kg | |
燃料タンク容量 | 15L | |
乗車定員 | 2名 | |
燃料消費率(km/L) | 30.0km/L(国土交通省届出値:60km/h・定地燃費値、2名乗車時) | |
21.1km/L(WMTCモード値 クラス3-2、1名乗車時) | ||
最小回転半径 | 2.7m | |
カラー | メタリックダークグリーン(GN1) | |
メーカー希望小売価格 | 110万円(税10%込) | |
発売予定日 | 2019年12月1日 |
またW800シリーズには特設サイトが設けられており、その世界観が紹介やエキゾーストサウンドが楽しめるなど、興味深いコンテンツが多数用意されている。こちらも要チェックだ。