ヨシムラ
カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットにて行なわれた、スーパーバイク世界選手権 第13戦カタール大会にて、カワサキが2019年シーズンのマニュファクチャラーズタイトルを確定させた。
シリーズチャンピオンは、第11戦のフランス大会にて確定していたが、製造メーカーごとに各レース最上位でゴールしたバイクのポイントを合計して争われるマニュファクチャラーズタイトルは、第12戦のアルゼンチン大会終了時点で2位と37ポイント差だったため、タイトル争いは最終戦に持ち越しとなっていた。
タイトルが確定したのはレース1で、ジョナサン・レイ選手が独走の末に見事勝利を上げ、2位と42ポイント差となった時点で、カワサキのマニュファクチャラーズタイトルの獲得が確定したというわけだ。(残るスーパーポールレースとレース2のポイントを合わせても逆転不可のため)
最終戦までもつれ込んだのは、暗に今シーズンのカワサキがいかに厳しい戦いを強いられてきたかを示すものであると考えられるが、それでもカワサキレーシングチームはシーズンを通して37回の表彰台を獲得。ジョナサン・レイ選手に至っては最終的に17勝を上げるなど、今シーズンのジョナサン・レイ選手とカワサキレーシングチームは、間違いなくチャンピオンシップの歴史に名を残す活躍を見せたと言っていいだろう。
また、今年の鈴鹿8耐ライダーであるトプラック・ラズガットリオグル選手が所属するターキッシュ・プセッティレーシング(KAWASAKI ZX-10RR)が、インディペンデントチーム(ファクトリー以外のチーム)のトップであるベスト・インディペンデントチームを獲得している。こちらもカワサキファンにとってはうれしいリザルトだ。