九州のバイクショップが共同で主催するサーキットイベント“ONE&TWOクラブミーティング”が開催された。2019年最初の開催ということで、多くのライダーが参加していた。
変化に富んだコースで愛車を目いっぱい楽しむ
ONE&TWOクラブミーティングが開催されるのは、全日本ロードレース選手権も開催されている阿蘇のオートポリス。全長4,674mのこのコースは、高速や中低速コーナー、アップダウンの連続など、コースレイアウトはテクニカル。長いホームストレートでは思う存分アクセルを開くこともできて、ストリートでは絶対に味わうことができない速度域を体験することができる。
今回の走行会は4月13・14日の両日にわたって開催された。参加台数は土曜日が約80台、日曜日は約260台。参加車両のなかでも比較的人気が高かったのはカワサキ車で、ZX-10Rといった最新のスーパースポーツやハードにカスタムされたGPZ900R、そしてZRX1200Rなどのネイキッドが、テクニカルなオートポリスのコースを積極果敢に攻めていた。
8月17・18日、10月12・13日には今回と同じクラブミーティングの開催が予定されていて、9月22日にはMFJ承認レースのONE&TWOフェスティバルが開催される。
ハードにカスタムされた車両からライトカスタム車、現行スーパースポーツまで、多様なカワサキ車が参加。テクニカルなレイアウトのコースで、カワサキ車の性能を思う存分楽しめた

昼過ぎに雨が降り出してしまい、多くの参加者が走行を終えてしまうなか、スキルアップを目指し果敢に挑むライダーも。その努力が明日の速さにつながることだろう
広々としたパドックにはタイヤメーカー、パーツメーカーやレザーウェア、ヘルメットメーカーなどがブースを出展していて、ライダーや見学者らで終日にぎわった
上級クラスに参加していたこのZRX1200Sはリヤショックがモノサス化されていた。サーキットというステージでその真価がしっかりと発揮される
スイングアームやステムキットでおなじみのウィリー富永保光代表。ONE&TWOクラブの中心メンバーで、走行会の運営スタッフをまとめ上げ、イベントを円滑に運営する
ONE&TWOクラブ加盟ショップによって走行前に車両のチェックが入念に行なわれるので、車両のトラブルによるアクシデントの心配もなく、安心してアクセルを開けられる
昼休みには体験走行の時間が設けられていた。見学で立ち寄った人もコースを走ることができて、タンデムも可能なので、子どもとタンデムしてコースインする参加者もいた
参加賞として配られるロゴ入りのタオル。汗をかいた際はもちろんだが、マシンの整備や清掃などにも役に立つ。もちろん記念として保管するのもいいだろう
ペット同伴での参加、または家族連れでの参加という人も多かった。オートポリスがある阿蘇の周辺は九州でも屈指の名勝なので、サーキットの帰りに観光を楽しむのもいいだろう
夏目健司
東海地区で雑誌の取材業務に携わる。社会ネタから街ネタ、スポーツ取材と、どんな現場にも駆けつけます。
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