ヨシムラ
EWC世界耐久ロードレース選手権に参戦するトリックスターレーシングが、2018-2019年シーズン初戦のボルドール24時間でクラス2位表彰台を獲得した。そのレースの報告会が鶴田竜二監督と出口修選手も参加して行なわれた。
すでに始まった19年シリーズ。幸先よくクラス2位を獲得する
EWC世界耐久選手権に参戦するトリックスターレーシング。世界耐久選手権は、8月に行なわれた鈴鹿8耐で17-18年シーズンを終えたばかりだが、18-19年シーズンの開幕戦となるボルドール24時間耐久レースが、9月15〜16日に行なわれた。これまで、トリックスターレーシングは自チームでEWCに参戦していたが、今シーズンはフランスのTati(タチ)チームとコラボしての参戦となり、開幕戦ではSSTクラス2位となった。
報告会では、タチチームとコラボするに至った経緯も紹介された。タチチームはフランスのボルドールにファクトリーを構えるチームで、昨シーズンのSSTクラスチャンピオンチームでもある。力のある欧州のチームとコラボすることで、チームの悲願でもあるEWC制覇を目指すことになったのだ。そのため、欧州でのレースではタチチームが主導でレースを戦い、鈴鹿8耐などアジアでのレースはトリックスターがメインとなるという。なお、マシンは、次戦のル・マン24時間からEWCへの変更を予定しているという。
タチチームとの初めてのレースとなった今回は総合で8位となり、SSTクラスでは2位という好結果を残したことなどが報告され、会場に訪れたファンからは拍手が送られた。なお、次戦は来年4月20、21日のル・マン24時間となる。
山下 博央
フリーランスライター&カメラマン