ヨシムラ
カワサキが2019年モデルのNinja H2およびNinja H2 Carbonのリリースを踏まえ、開発リーダーとなる市 聡顕(いちさとあき)氏と、テストライダーの山下 繁(やましたしげる)氏のインタビュー動画を公開した。
動画では2019年モデルの開発に当たり変更を加えた点やその考え方をそれぞれの視点から解説しているが、動画の後半(4:40〜)では2019年モデルの新たな試みとなる、カワサキ初のスマートフォン接続機能について、軽くではあるが触れられているのでここではそれを紹介しよう。
2019年モデルのNinja H2/Ninja H2 Carbonでは、TFT液晶を採用したインストゥルメントパネルが新装備されている。そのインストゥルメントパネルとスマートフォンが接続し、車両の情報を送信したり、スマートフォン側のGPSにより位置情報を記録したり、さらにはインストゥルメントパネルの一般設定を行なうといったことが、この機能の概要である。
スマートフォンとの接続方法は、Bluetoothによる無線通信で、カワサキから提供される専用アプリ“RIDEOLOGY THE APP”を介してすべての操作を行なうとのことだ。提供される主な機能は以下のとおりだが、注目はライディングログ機能で、スマートフォンのみで取るログとは比べ物にならないほどの詳細な情報を記録することができ、バイクライフの幅が広がる魅力的な機能と言えるだろう。まだアプリも公開されておらず、リリース情報のみの段階だが、今後さまざまな車種に展開されていくことを期待したいところだ。
主な機能
車両情報 | 燃料残量計、走行距離計、保守スケジュールなどの情報をアプリで確認 |
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ライディングログ | GPSルート情報と車両走行情報をスマートフォン経由で記録・確認 |
着信通知 | スマートフォンが通話またはメールを受信すると、インストゥルメントパネルに表示 |
一般設定 | インストゥルメントパネルの表示設定(優先ユニット、日付、日付形式など)をスマートフォンで設定可能 |
TFT液晶を採用した新インストゥルメントパネル
ちなみに2019年モデルのNinja H2 Carbonは国内販売は予定されているものの、発売日や価格等の詳細はまだ正式に発表されていない。(Ninja H2に関してはアナウンスもなし) いつ発表されるのか、そしてどんな内容なのかは不明だが、販売台数が限られているのは十分予想されるので、気になる人は最寄りの販売店にあらかじめ相談しておくことをオススメする。