ヨシムラ
市販車で争われるオートバイレースの最高峰である「スーパーバイク世界選手権」にて、カワサキが2018年シーズンのマニュファクチャラーズタイトルを確定させた。
ちなみにマニュファクチャラーズタイトルとは、製造メーカーごとに各レース最上位でゴールしたバイクのポイントを合計して争われるもので、確定させたのは、初開催の地である第12戦 アルゼンチン大会のレース1。ジョナサン・レイ選手がグリッド2位よりスタートし、1周目にトップに立つとそのまま独走優勝し、カワサキは残り3レースの時点で2位との差が92ポイントとなったため、タイトルが確定したというわけだ。
前戦のフランス大会では、ジョナサン・レイ選手が4年連続のシリーズチャンピオンを確定させたばかりだったが、このアルゼンチン大会ではマニュファクチャラーズタイトルについても4年連続という、カワサキにとっては最高の結果をもたらしたこととなった。カワサキは今シーズン、回転数制限に大きなハンデを背負って挑んだだけに喜びもひとしおで、Ninja ZX-10RRのポテンシャルを最大限に発揮した結果となった。
スーパーバイク世界選手権はついに次回が最終戦で、カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットにて10月25日〜27日に開催される。こちらはレイ選手の連勝記録および最多勝記録がかかっており、快進撃はいつまで続くのか、ぜひともカワサキ乗りはその伝説を見守って欲しい。