ヨシムラ
東京・神奈川・栃木・群馬のカワサキ正規取扱店で構成するカワサキCS2グループが、9月26日(日)にオフロードフェスティバルを開催した。ここ数年、カワサキCS2グループは、KSR110のワンメイクレースを関東近県のサーキットで開催しており、今回はそのオフロードバージョンというわけだ。オフロードのイベントはカワサキCS2グループにとっては初の試みで、KSR110のワンメイクレースの参加者とは異なるオフロードフリークたちが、会場の長野県・軽井沢モーターパークに集まった。
イベント当日の未明、軽井沢の気温は4度という非常に寒い朝を迎えた。とはいえ晴天に恵まれたこの日、昼間は汗ばむほどの陽気となった。レースのカテゴリーは4つ。KLX125の30分、90分の耐久レース。そして市販車とコンペティションの150分耐久レースだ。KLX125の耐久レースでは30分耐久にはオフロード歴の浅いライダーがエントリーし、90分耐久にはベテランライダーがエントリーしていた。また、市販車とコンペティションのオープンクラスでは全日本モトクロスさながらの大ジャンプを繰り返しながら周回を重ねるツワモノも参戦。ビギナーからベテランまで、幅広い層のライダーが楽しめるレース内容だった。
そのようなレースと並行して、本コースとは別に用意された特設コースでは、KLX125の試乗会や初心者ライディングスクールも開催されていた。また、昼には国際ライダーのデモランも行なわれ、大ジャンプや2連ジャンプなどプロのテクニックが披露され、来場者は食い入るように見入っていた。
ビギナーからベテランまで、見て乗って楽しいカワサキCS2グループのオフロードフェスティバル。はっきり言ってこのイベントはおもしろい。取材中、カワサキイチバンスタッフも走りたい気持ちを抑えるのに精いっぱいだった。今年は、この1回のみの開催だが、KSR110のレース同様、ぜひ来年には年間を通したシリーズ戦として開催してほしいものだ。もしそうなれば、カワサキイチバン取材陣もぜひエントリーしたい。そう強く感じたオフロードフェスティバルだった。