ヨシムラ
かねてからカワサキイチバンで告知していたとおり、カワサキ乗りのための雑誌“カワサキバイクマガジン”が主催する読者ミーティング“KBM祭り2010”を、9月23日(祝・木)に開催した。会場は栃木県の東北自動車道・宇都宮ICからバイクで10分くらいのところに位置するろまんちっく村だ。今回で9回目となるKBM祭りは、ここ数年は2,000人以上の来場者を迎える大規模イベントである。
今回も多くのカワサキ乗りの来場を期待し、準備万端でイベント当日を迎えた。がっ! 残念ながら当日の天気は終始雨。時折雷を伴って雨が強く降るような悪天候に見舞われてしまう。そのため来場者は例年に比べてぐっと少なく、これまでとは異なる様相を見せたイベントとなった。とはいえ、このような天気でも、絶版車・現行車限らずカワサキ車で来場するツワモノもいて、「今日は雨で残念ですけど、これからも絶対続けて下さいよ!」「リベンジで、今年もう1回やりましょうよ!」と、逆にスタッフを元気づけてくれるカワサキ乗りもいたほどだ。
そのような来場者が集まるメイン会場には、アフターパーツメーカーやアパレルメーカー、そしてカスタムショップなど約30社のブースが並び、KBM祭り限定オリジナルグッズ販売ブース、そして駄菓子屋、ヨーヨー釣りなどの露店が並んだ。イベント後半にはステージイベントを開催。トークショーでは、元世界GPライダーの中野真矢氏と、現在全日本ロードレースや鈴鹿8耐に参戦している鶴田竜二氏が、悪天候にもかかわらず、せっかくカワサキ乗りが来場してくれたのだからと、未公開秘話を熱弁してくれた。GPマシンのデザインや性能をはじめとしたMotoGPの舞台裏や、新型ZX-10Rに期待する話が飛び出し、来場者は熱心に聞き入っていた。
野外で開催されるバイクイベントは、どうしても天気に左右されてしまい、今回は天気の影響が悪い方に働いてしまったといえる。しかし、このような状況でも来場してくれたカワサキ乗りに心から感謝したい。「ありがとう」と。また、KBM祭りを楽しみにしながら、残念ながら今回参加できなかったカワサキ乗りも多いはず。年1回開催のKBM祭り。熱いカワサキ乗りたちのために、これからもKBM祭りを開催し続けなければというような、責任を感じながら、イベント機材の撤収が終わりガランとした会場を後にした。
※2010年10月5日レポート写真掲載