ヨシムラ
イカヅチ作戦決行! さらにサプライズな発表も!!
2018年“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレースの決勝を一週間後に控えた7月21日(日)、トリックスター名古屋にて、ファンが集まって鈴鹿8耐に向けての決起大会を開催した。決起大会にはチーム監督の鶴田竜二氏のほか、ライダーの出口修選手、そしてイカヅチ作戦実行委員長の丸山 浩氏が参加。さらに、今年はチームの公式サポーターを務める名古屋美少女ファクトリー『dela(デラ)」』の池永百合さん、藤崎舞菜さん、沢口愛華さんも参加した。
決起大会当日は会場に多くのトリックスターファンが詰めかけ、会場は熱気ムンムン。そのなかで、丸山氏がMCとなり、昨年の鈴鹿8耐の話から、今年にかける意気込みなどが鶴田氏や出口選手から語られた。鶴田氏が率いるエヴァRT初号機 Webike TRICK STARは、ZX-10RRを使い、今年は出口修選手のほか、アジアロードレース選手権で活躍するアンソニー・ウエスト選手、そして世界耐久選手権でチャンピオンを獲得した経験もあるマチュー・ギネス選手の3選手で参戦することが改めて発表され、アンソニー選手、マチュー選手がどんなライダーなのかが鶴田氏から語られた。
トリックスターレーシングは2016-2017年シーズン、EWC世界耐久選手権シリーズにフル参戦し、開幕戦のボルドール24時間では3位表彰台を獲得したが、その後は不運なトラブルにも見舞われてしまい、最終戦の鈴鹿8耐も14位に終わってしまう。さらに2017-2018年シーズンはフル参戦が見送られ、世界耐久選手権は鈴鹿8耐のみの参戦となった。
「今シーズンは鈴鹿8耐のみの参戦となり、ファンのみなさんをやきもきさせましたが、鈴鹿8耐には出口選手のほか、アンソニー・ウエスト選手とマチュー・ギネス選手の2人が加わり、強力な体制で臨むことができますので、期待してください」と鶴田氏が話せば、「昨年はケガで鈴鹿8耐に出場できませんでしたが、今年はこの鈴鹿8耐に合わせてしっかりと準備をしてくることができた。今までのなかで一番いい状態で鈴鹿8耐に臨めます」と話す出口選手。会場内にいた人の多くは2人の言葉を聞いて士気が高まったようだ。
また、決起大会後半ではサプライズとしてある発表が行なわれた。それは2018-2019シーズンのEWC世界耐久選手権シリーズにトリックスターレーシングがフル参戦することが発表されたのだ。今回はフランスのチーム、Tati Teamとタッグを組んでの参戦で、今年9月に開催される第1戦のボルドールには出口修選手が参戦することもあわせて発表された。Tati Teamは今シーズンのEWC世界耐久選手権のSSTクラスでチャンピオンを獲得した有力チームであり、2018-2019年シーズンの活躍に期待したい。