ヨシムラ
サスペンションメンテナンス専門店“Technix(テクニクス)”が、Z125PRO用のフロントフォークカートリッジキット『Technix Advanced Smart Cartridge“ TASC"』を発売中だ。
Z125PROは、調整機能のないダンパーロッドタイプのフロントフォークを採用しており、もちろん純正部品としては申し分ないが、ちょっとしたスポーツ走行などでの“速い動き”に対応出来ないなど、課題が多いのも確かである。
そこでテクニクスでは同社のTASCキットをZ125用に開発した。主な特徴は以下のとおりだ。
- 積層シム型バルブシステムを用いて、完全カートリッジ化
- 片側をコンプレッションダンパー、もう片側をリバウンドダンパーとした、左右独立調整式システムに変更
- スプリングレートも最適化。ダンピングにワイドな調整幅を持たせることで、幅広いシチュエーションで最適な特性を得ることが可能に
テクニクス フロントフォークカートリッジキット『Technix Advanced Smart Cartridge“ TASC”』
http://technix.jp/tasc01.html
■品番:TASCZ125
■対応車種:Z125PRO 全年式
■価格:12万円(税抜)
なお、同社のテストでは、リアショックを「NITRON R3シリーズ」を装着してテストしており、同ショックを装着の場合には、各ステージごとのリアショックセットアップデータの提供も可能とのこと。
STREET SET/PRELOAD:12mm、COMPRESSION:2 3/4、REBOUND:2、突出し:0mm
低速、低荷重でも乗り心地を損なわないように減衰力は弱め、小さなギャップ通過時の突き上げも確実に吸収しライダーへの不快感を大幅に軽減。フロントタイヤが路面に留まるよう伸び側減衰を若干効かせ気味にセットアップ。
WINDING SET/PRELOAD:12mm、COMPRESSION:2 1/4、REBOUND:1 1/2、突出し:0mm
積極的にバイクを旋回させるため、ブレーキを当てながらコーナにアプローチすることを前提にストリートよりも圧側減衰を強めに掛ける。切り返しで軽快に車体を操る為にあえてリバウンドはストリートセットと同じ。コーナリング中の前後のピッチングをなくし、ライディングを楽しむ仕様にセットアップ。
※カワサキ車ではほかNinja 250SL、ZRX1200 DAEG用もあり
※TASCの販売はテクニクスにて組込み作業を行なうことを前提にしており、部品単品での販売は行なっていない
※価格にはテクニクスでの組込み工賃が含まれており、施工の際は純正部品への加工が必要
※COMPRESION、REBOUNDは全締めから緩め方向への回転数値。出荷時はSTREET Setにて設定
※TASC組込み時に消耗部品の交換料金が別途必要 7,800円(税抜上代)/交換部品:スライドメタル、ガイドメタル、ダストシール、オイルシール(ダストシール、オイルシールは純正)