ヨシムラ
すでにカワサキイチバンでも告知しているように、新型ZX-10Rの概要がカワサキから発表されている。その詳細が徐々に明らかになってきた。
カワサキは、7月7日(水)と8日(木)の2日間にわたり、鈴鹿サーキットで新型ZX-10Rの走行テストを実施。さらにこの日は、同サーキットで鈴鹿8時間耐久ロードレースの合同テストも行なわれており、開発途中の新型ZX-10Rが必然的に多くの人の目に触れることとなった。
ただし、今回のテストで走行させたのは新型ZX-10Rのレース用マシンで、カウルはカーボン製、ホイールにはビトーR&Dのマグ鍛、ブレーキキャリパーおよびマスターシリンダーにはブレンボ、そしてマフラーにはビートレーシングのものが装着されていた。市販車はこの仕様では発売されないと考えられるが、新型ZX-10Rの全体像を把握するには十分で、完全新設計の車体は前モデルと比較して、非常にコンパクトでスリムな造形となっている。リヤサスペンションも大きく変更され、かなり寝かされたレイアウトにされている。イメージとしては、2010年式のZ1000のリヤショックのレイアウトに近い。
これから市販化に向けテストの最終段階に入っていく新型ZX-10R。新しい情報はカワサキが発信するオフィシャルサイト“次期NinjaZX-10Rスペシャルコンテンツ”に順次アップされるので、ぜひチェックしてほしい。