ヨシムラ
去る5月8日(日)、神奈川県にあるMAZDAターンパイク箱根の大観山駐車場において、2016年最初となるカワサキU29ミーティングが開催された。
開催日当日は朝から穏やかに晴れ、気温も5月らしいほどよい暖かさで、まさにイベントにはもってこいの天気に恵まれた。
ミーティングのスタート時刻前から、バイクがどんどん会場に集結。受付ブース前は、ミーティング時刻にはすでに長蛇の列ができていた。
ミーティングが始まってから少し時間を置いて駐輪スペースに行ってみたのだが、そこで感じたのが、スポーツモデルの多さ。ニンジャ250/250SLやZX-6R/10Rをはじめとするフルカウルモデルはとくに多かった印象で、スポーツバイク人気をはっきりと見て取ることができた。一方、コーヒーブレイクミーティングなどで多く見かける空冷Z系モデルやゼファーシリーズなどは、数えるほどしか目にすることができなかった。このような駐輪スペースの様子は、流行に敏感な若者たちが中心のこのミーティングならではだろう。
再度ミーティングスペースに目を移そう。このミーティングでは、ステージイベントとして愛車自慢大会や最年少来場者表彰などが行なわれ、ステージ上では、登壇した来場者と司会進行役が軽快なテンポでトークを繰り広げ、ステージ前の観衆とともに盛り上がった。また、現在カワサキのチームグリーンで活躍するレーシングライダー、渡辺一樹選手を招いてのトークショーも開かれ、新型ZX-10Rやレースについていろいろな話が展開された。
その他、今回はZ125 PROにて10mの距離をどれだけ時間をかけて走れるかということを競う、遅乗り世界選手権も開催。参加者は楽しみながらも熱中し、周囲からはたくさんの声援が上がった。内容自体は派手なものではなかったが、ステージイベント同様、こちらも大きな盛り上がりを見せた。
そして、最後のコンテンツは、毎回恒例のジャンケン大会だ。今回はなんと、カワサキのデザイナーから、車両開発段階のデザインスケッチという、欲しくてもまず手に入らない超貴重品が景品として提供された。来場者はこういった景品をめぐって、本気モード(?)でジャンケンに挑んでいた。
終わりに全体の集合写真を撮影し、今回のミーティングは幕を閉じた。終始活気に満ちていた今回のカワサキU29ミーティング。今年も全国各地で開催が予定されているが、それに向け、幸先のいいスタートを切れたといっていいだろう。
29歳以下でカワサキが好きな人は、一度参加してみてはどうだろうか。
現在決まっている次回以降の予定はカワサキU29ミーティングのページを参考にしてほしい。