ヨシムラ
カワサキ専門のサービスネットワークであるカワサキCS2グループが本庄サーキットでサーキット走行会&ワンメイクレース(パノリンカップ)を開催した。サーキット走行会&ワンメイクレースはCS2ではおなじみのもので、年2回場所を変えて関東近郊で開催している。今回はこの模様をお伝えしたいと思う。
初心者でも安心のサーキット走行会
走行会は一部の上級者が楽しむものといったイメージがあるかもしれないが、実際には初心者でも参加しやすいよう様々な配慮がなされている。サーキット走行初心者はコースに入る前に本格的なライディングスクールが受講できるほか、走行枠も、走行スキルのレベルに応じたクラス分けやツナギのいらないクラスも設定されているので、初心者から上級者までそれぞれが楽しめる走行会となっている。また走行車両もNinja ZX-14RやZX-6Rといった大型スポーツバイクが占めると思いきや、250ccクラスのバイクも多く、どの車種でも参加しやすい走行会であるとうかがえた。
KSRワンメイクレース
カワサキCS2グループの走行会ではKSRワンメイクレースも同時に行なわれる。今回はスプリント(7周)と耐久(90分)の2レース。本庄サーキットはミニサーキットだがKSRのポテンシャルを引き出すには十分で、レースは白熱、来場参加者をおおいに沸かせていた。このKSRレースは5年以上も前から行なわれており、どの参加者も熟練の域に達していて見ていて面白い。かといって初心者を排除しているわけではない。初心者はビブスを着ており、周りの参加者も配慮した追い越しをしてくれる。
今回目玉のNinja 250SLワンメイクレース
そして今回の目玉はズバリNinja 250SLワンメイクレースである。KSRと同様にレースはスプリント(7周)と耐久(90分)が設定された。耐久レースでは計17チームがエントリーされ、90分間熱いバトルが繰り広げられた。運も実力のうちということで、レース開始40分後にはミニゲームタイムもあり、クリアできないと出発できないというちょっとした遊び心のあるイベントもレースに盛り込まれている。
暖かい春の日差しが降りそそぐなか、90分耐久を制したのは計103周の記録を出したクラブバズライダース。参加者全員の奮闘をたたえたい。
今回のNinja 250SL単独サーキットレースは初めての試みであったが、終わってみれば大盛り上がり。Ninja 250SLは発売してから約1年。サーキット走行も十分楽しめる車種なのでこういったイベントが開催されるのは非常に喜ばしいところだが、まだまだNinja 250SL単独でのレースは少ないのが現状だ。カワサキCS2グループは秋にもZ250SLを含めたレースを企画しているので、気になる人はぜひカワサキCS2グループ加盟店に問い合わせてをしてほしい。