直4ビッグオフが搭載する先進機能
ヴェルシス1000の大きな特徴である並列4気筒エンジン。フレームとのマウントは4ヶ所のうち、クランクケース後方上部の1ヶ所をラバーマウント
幅狭のメインフレームは、ステアリングヘッドパイプ、左右メインチューブ2本のクロスパイプからなる5ピースのアルミダイキャスト製となっている
KTRC(3モード+OFF)、パワーモード(フルと75%の2モード)、液晶パネルの各表示切り替えも左手操作。トラクションコントロールは再始動でかならずオンになる
工具なしの手動で約30㎜の無段階調整可能なアジャスタブルスクリーン。スクリーン前部の2つのノブを操作することで、上下に移動することが可能
回転計はアナログ式。燃料、距離、ツイントリップ、瞬間・平均燃費計、航続可能距離、外気温を表示。高燃費走行時にはインジケーターが点灯する
タンクは21ℓ容量を誇るがスリムでスタンディング走行もやりやすい。採用したアップハンドルは幅も広すぎず日本人にも適合。自然なポジションを追求
リヤショックは、近年のカワサキ車に増えているリンクからフレームマウント側にかけて水平方向にレイアウトされたホリゾンタル式リンクサスペンションを採用
φ25㎜大径シリンダーを持つフロントフォーク。ストロークは150㎜で、伸び側ダンパーとプリロードアジャスターを装備。壁厚を薄くして軽量化も図る
積載性を確保すべく、大型のリヤキャリアを装備。ステーはグラブバーをかねている。シートにはZ1000と比べて約2倍の厚さを持たせ、快適性を追求
ステップはフットペグを中空のラバーコートとし、さらに振動軽減のためフットペグのブラケットもラバーマウントとしている。快適なライディングフィールを狙っている
柏 秀樹
自身が主催するライディングスクール、KRSを主な活動としつつ、雑誌やDVDなどのメディアで、ライディングテクニック講座や車両インプレッションを行なっている。KRSはオンロードからオフロードまで、週2〜3回のペースで開催されている。
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